緊急告知「春来たる」


小林秀雄全集補巻 全3巻(註解・追補版)
「小林秀雄全作品」(第6次小林秀雄全集)の脚注を増補・改定し、追補本文とともに「小林秀雄全集」の造本仕様で全3巻に集約する。補巻Ⅰ 4月、補巻Ⅱ 6月、補巻Ⅲ 8月刊行。

小林秀雄講演 第8巻
音源新発見による最新版CD。国学院大学で発見された「本居宣長」連載開始直後の昭和40年秋の講演。及び、42年1月の「勾玉のかたち」を収録。4月刊行。

以上、「人間の建設」オビ裏より

 小林秀雄全集補巻について。
 「小林秀雄全集」というのは、2001年4月から2002年7月まで月1冊ずつ刊行された第5次全集のこと。俺は2001年3月末日に会社を辞め、毎月出る1冊8000円ぐらいするこの全集を読みふける毎日を過ごした。全16巻の刊行が完結したのが2002年7月。俺は2002年8月に再就職をしたので、ちょうど空白の16ヶ月、30歳無職という苦しい時期、小林秀雄ざんまいだったことになる、という思い出深い全集だ。
 「小林秀雄全作品」(第6次小林秀雄全集)というのは、その第5次小林秀雄全集の刊行終了直後に出たもの。第5次が旧仮名遣いの造本なのに対し、第6次は新仮名遣いのソフトカバーで脚注が付いている。ポータビリティや傍線、書き込みがしやすい点と読みやすさでは第6次がいいものの、小林秀雄こそ、造本で、しかも各々の刊行当時の文で読みたい、持っていたいという願望があったこと、また脚注は俺がつけるという意気込み、そして、どちらも買う経済事情にはなかった事から、買っていない。決してこれが出るなら6次まで待ったのに! 失敗した! という事ではない。
 今回の補巻は、第5次の註解・追補版ということだが、註解だけを集めるってどういう事だ? また「追補本文」って何だ? どういうこと? 早速新潮社に問い合わせようと思ったが、人と喋るのが苦手なのでやめた。自分で考える。
 分かった。帯でなく文庫の中にフライヤーが入っていてそこに書いてあった。なんと、第5次全集の完結後に発見された作品を中心に約50篇を追補する、という。まだ読んでないものがあったつけ! 各9,450円。たけえが、買い。一生もんだからだ。土日に日雇いを3回やれば買える。日雇い、きちいな…。

 小林秀雄講演 第8巻について。
 迷わず買い。小林秀雄の講演がものすげえ事は当ブログがまだ「2」ではなかった幸せな時期にさんざん書いてきたので今さらジローだが、とにかく、ものすげえ。

 4月。こういう形で春が来るとは。苦しい時期、必ず小林秀雄が現れる。運命めいたものを感じる。待ち遠しい。どうせ回っちゃう地球、いっそ4倍速で回転しねえかな。

by ichiro_ishikawa | 2010-03-02 19:50 | 文学 | Comments(0)  

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