エセー「四の五の言う」


 日本には歌壇という、ちょっと特殊な世界がある。
 そこでは70代が主戦力で、80代はベテラン、90代以上は先生クラス、下はというと、60代はまだ青く、50代などは青二才もいいところで、40代などは赤子同然、お坊ちゃん、お嬢ちゃんと呼ばれてしまう。
 それがロックの世界だと、10代が助走、20代が主戦力、30代だともうベテランで、40代は大御所、50を超えるともう引退かプロデューサー的な位置に落ち着く。
 各界に於いて、活躍する年齢というものはかくも異なる。

 俺は何処にも属さないφであるから、それらを静観することができるのだが、要は、常に生き生きとした嗜好を有し、常に溌剌たる尺度を持ち、いつも過不及があり、いつも変わっている現実に即して、自在に過たず判断することだけが重要だ。四の五の言わず、生きる、ということだ。

by ichiro_ishikawa | 2010-03-29 22:36 | 文学 | Comments(0)  

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