ついに開始「宣長」


 難しいものを読むのは、難しいものを読んでいる俺というセルフ・プロデュースではなく、人生が本当に難しくほとほと参っているからなんとか突破口を見出したくて、それを与えてくれるものはやはり難しいものになる、というだけの話だ。巷では「わかりやすい」とか「1分でわかる」とかいうコピーが氾濫していて、世人、勢いこれらに飛びつくらしいが、その「分かりやすく書かれた」ものを読んでも、いやいや人生、人間はそんなものじゃねえよ、と俺は感じてしまう(読んだことないが)。
 たとえば年と経験を重ねれば、経験値は上がるし、それにより解決されていく問題も多々あるけれど、ここで問題にしているのはそうした類のことではなく、経験値が上がっても、否、むしろ上がれば上がるほど、いよいよ訳が分からなくなるもの、と、俺はいつも対峙しているから、そうした焦燥を解決してくれるものを常に探しているわけだが、とりあえず今、「宣長」に着手しだした。

by ichiro_ishikawa | 2010-06-02 11:24 | 文学 | Comments(1)  

Commented by ファンの一人 at 2010-06-02 20:29 x
 この記事を見て、何かコメントをと考えていて、結局他に言葉がなかったので。
 ありがとうございます。
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