エセー「朝の修羅場」


 一つのものを得るには一つのものを失わねばならない。 (アドリアン・アドニス 1953-88) 

 今朝、用意周到な俺は、いつものように「忘れ物はないか」を3秒ほど考え、ナシと判断、昨晩ゆわいておいた燃えないごみの袋を担いで、いざ出勤となった。
 だがマンションの部屋を出るや否や、iPhoneを忘れたことが発覚。靴を脱いでまたはくのは面倒なため、土足で部屋に入り、iPhoneをがっちりつかんで、再び、いざ出勤。
 マンションのゴミ捨て場脇を通るとき、今度はさっきは持っていたゴミを玄関に置き忘れてきたことが判明。もはや戻る気はない。出勤の朝、2回も戻るわけには行かない。来週出せばいい。「なんてついてねえんだ……せっかく捨てる日を覚えててゆわいたのに…一週間、部屋がゴミくせえな…」と神を恨みつつ、バス停までの道すがら、いつもの一服……。煙草を忘れた。

 という類のアクシデントが、実は、毎朝のように起こっている、という事を知っておくのはよいことだ。生活ってなんて大変なんだ。
 あ、そういや、鍵、しめたっけな…。

by ichiro_ishikawa | 2010-06-16 14:36 | 日々の泡 | Comments(0)  

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