エセー「酒と俺 3」
昨年末T.USTUになって以来、酒をガンガン飲むようになったせいで今やすっかり酒でドタマが割れんばかりに痛くなる事は少なくなったのは意外だが、へたな酒飲みよりよほど強くなっている事が最近発覚したのはいよいよ意外な事だ。どうやら俺はいけるクチだ。
仕事柄、いろいろな人が訪ねてくるたびに手土産に酒類を持ってきたりお中元や何やらでビールなどがドカッと送られてくるもんで、今ウチには日本酒、ワイン、ウイスキー、ブランデー、ビールとありとあらゆる酒類が揃ってしまっており、小林秀雄や池田晶子ばりに毎日晩酌をしさえしている。ただ、どうやらアルコールは煙草で中和されるらしく、ガンガン煙草も呑んでしまうのがうまくない。煙草を呑むという事は換気扇の下にいなければならないという事だから、ずーっとキッチンの換気扇の下で過ごしている。キッチンが書斎になっていることは以前も述べたが、さすがにどこか窮屈で、そうすると外の煙草が呑める酒場に繰り出すことになる。とはいえ人が嫌い、とりわけギャーギャー騒いでる酔っぱらいが嫌いな俺は、ひっそりとした場所を好む。またとりわけ音楽にうるさい事もありジャズ、特にビー・バップ系を流す店でないとダメで、そうなると吉祥寺に出ることになる。お陰で吉祥寺の町はよく知ることができて、人に誘われたときも、誘われた分際で吉祥寺に連れてくる。
基本的に全誘いを俺は断らないタチのため、そうなると体がもたないのだが、誘われるうちが花でもあるから、それが午後23時であろうと、パジャマに着替えていない限り繰り出すわけだが、ひとつ、おびえている事は、それがピンの女性の場合、告白されたらどうしようという心配だ。今俺はそんな場合ではないからだ。だが幸い、まだ一度もない。
by ichiro_ishikawa | 2010-07-11 22:44 | 日々の泡 | Comments(3)
私はピンの女性に吉祥寺に誘われたことがありますが、別に自慢したいわけじゃないですよ。
その場合もちろん告白されます。
家飲みでは酒器をそろえるのが私の楽しみです。
500mlのビールが酔っぱらって雑にそそいでもちょうどこぼれないグラスを見つけた時は感動でした。
今はうすべったい盃に日本酒を垂らして山内容堂気分で飲むのが日曜日の楽しみです。
たけちー
私のことは一郎二郎三四郎、いや
五郎と呼んでつかーさい。
fromてくてく、、、、てかーっ