感想「愚直の信念」


『愚直の信念』
江田 憲司
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「みんなの党」のアジェンダ、いい。
何のために、何をする、という政策が明確。
無私を感じる。
これまでの政治家は政局ばかりを気にしていて、この基本ができていなかった。
官僚や世界にきちんと物を言えるまともな政治家、党が戦後初めて現れた。
日本人は本来すげえヤツがいっぱいいるのに、そういうやつは得てして、ひっそりと黙って暮らす傾向にあった。表通りで声高に威勢がいいのはブタばかりだった。
ここに来て、まともなヤツが前線に出てきた。

よく、「誤解を招く発言」だったので「訂正」する、という政治家がいるが、さも、考えは正しかったが表現がややまずかった、的な、「言葉のせい」、にするという、みえみえの保身スタンスで、非常にカッコ悪い。「言葉」がすべて、という真理をまるで分かっていない。言葉をなめてる。
なぜ愚直に、「考えが間違っていたので、思い直し、訂正する」と言わないか。それでクビになるかもしれないが余生は清清しいだろう。椅子に縋り付いて卑しいツラを晒していても惨めなだけだろう。
政策がないから、頭は良いが人に冷たい官僚に煽てられ操られ、言い訳マニュアルに則った弁明ばかりを繰り返す。
「みんなの党」は、目的がはっきりしているから、仮にうまくいかなかったとしても、「しょうがない、そういうこともある」と思える。

 マスコミもマスコミで、いつも「中立」、「番人」という位置をかさに、単に「高みの見物」で、政治家のダメな部分ばかりを突いて、ふうーっとため息なぞをついて、すましている。なぜダメで、どうするべきかを提案せず、いつも否定ばかりで、気分が滅入る。おそらくアイデアがないのではなく(ないかもしれないが)、覚悟と信念がない。失敗して今の地位を失うのが怖い。
 覚悟と信念で、明確な目的を持って「こうすべき」と言えば、それが失敗しても誰も文句は言わない。よしんば言われても言わせとけばいい。信念持ってやっていれば、褒められようと貶されようと関係ないはず。

 という、当たり前のことを思い知った。良書。

by ichiro_ishikawa | 2010-08-02 01:25 | 日々の泡 | Comments(0)  

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