事務と俺
俺は、幼少から少年期の絵画も野球もサッカーもバスケもボクシングも酔拳も勉強も、成人後の文學も音楽も映画も、そしてゴトシも、全部独学だ。誰かに「教わった」事はない。
なぜなら、俺は人に何かを教わるのが苦手、つまり対人関係が苦手なのだ。
ただし、それが逆に奏功してか、背中を観るのはすげえ得意。だから作品やプレイを何十何百と読んだり観たり、分析したり、抱きしめたりして、てめえなりに会得している。
だからそれを「教わった」と言ふのなら、散々教わりまくってきたことにはなる。
てめえで何かを生み出した事はない。
クリエイティブが苦手だ。
が、掃除とか片付けとか会計とか予算作成、スケジュール作成とか、事務処理はものすげえ得意だ。
「お前は官庁へ行け。一生安泰だぞ」
クリエイティヴィティがてめえの持ち味と思っていた小学生の俺に、さう言ひ放った故・父は全てを見抜いていた。
いや、てめえが自営で苦労したから、官庁=親方日の丸=事務=楽、といふイージーな発想でさう言っただけだらう。夢見る子供に。
by ichiro_ishikawa | 2016-06-24 14:09 | 日々の泡 | Comments(2)
対人苦手だと官庁は辛いかもね…
基本、上の人の言うこと、嫌でも納得いかなくても聞けないといられないだろうから。
でも、息子は、自分でちゃんとやり方を見つけながら大人になって生きる術を見つけてる。
お父さん間違ってなかったんだね!