次年度以降の中長期的目標


​その人が登場するとそれだけでパーッと空気が明るくなる、
といふ人がたまにゐる。
何を言ふわけでもするわけでもない。ただ現れるだけでである。
出落ちといふのとも違ふ(出落ちもすげえが)。
卑近な例でいえば、故・父がさうであつた。

で、実子であるはずの俺はといへば近いどころかなぜか対極で、
​現れるだけで場がどんよりし、皆が皆バツ悪さうに目を背ける、といふ塩梅だ。
男の顔は履歴書といふが、顔だけでない、姿、オーラすべてが履歴書であらう。
四十数年の何がどう蓄積してこんな有様になってしまつたのか俺は訝る。
次年度以降の中長期的目標は、
登場するとそれだけでパーッと空気が明るくなるオーラを身に付ける、だ。
ハードルは高い。いまからプロ野球選手を目指すといふぐらい馬鹿げているやもしれぬ。しかしプロ野球選手の場合は物理的限界が明確だからであり、今回の目標はより精神性の問題であるやうな気がしていて、つまりあながち不可能ではないと思つてゐる。

by ichiro_ishikawa | 2017-12-28 11:40 | 日々の泡 | Comments(0)  

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