U2最新シングル「VeRTigo」が凄い

U2最新シングル「VeRTigo」が、ロックの最新アンセムになった理由。

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●3分
●ド・キャッチー(ポップ)
●カッコイいいギターリフ
●シンプルなコード進行
●ソウルな歌詞
●タイトでグルーヴィーなリズム
●アメリカンロック伝統のAB形式で、かつフックの効いた曲構成

以下、すげえ点を曲の時系列で具体的に見てみよう。

0.00 ドラム、ラリー・ミューレン Jr.のバチでのカウント
0.01 出だしのジ・エッジのミュートカッティング
0.05 イントロにからんでくるボノのカウント
   「ウーノ、ドス、トレーズ、ドッコイショー!」※
0.07 続くジ・エッジの激カッコいいディストーション・ギター・リフ

つまり、ここまで7秒ですでに決まり。いわゆる秒殺というやつだ。

0.10 歌に入ってからのジ・エッジのあまり弾かないミュートカッティングと、その入って来方(きかた)
0.10 その時のアダム・クレイトンのベース・リフ(2回目のA−G#−Gはオクターブ上がる)
0.22 サビのボノのボーカルとキャッチ−なメロディ、とスペイン語の間の手    
   (Hello !、Where is It !の意)
1.10 2番でAメロが展開するときのジ・エッジのコーラスがかったディレイ・ギター
1.17 そこからサビに突入するときの歌詞
   「スゥィーンギング・トゥ・ザ・ミュージック、スゥィーンギング・トゥ・ザ・ミュージック」
1.50 と、それにかぶさる「Oh、Oh」のコーラス
1.51 サビでのボノのボーカルに絡んで来るバック・コーラス
2.20 間奏のジ・エッジのシンプルなギター
3.00 最後の「イェー、イェー、イェー」の歌詞と意味、そして曲の終わり方(果て方)

基本的に「イェー」とか「ベイビー」といった歌詞を信じる。
一歩間違えれば、威勢はいいが内容のないキッズ・チューンになってしまうが、
それがU2から発せられると、ちゃんとロックになるから不思議だ。
40歳をゆうに過ぎてもロックであるということに驚きだ。

※ボノのカウントはスペイン語で「Unos dos tres catorce」で、つまり「1、2、3、14」、最後が14なのは単なる洒落か、あるいは聖書的なちょっとした意味があるのかどうか。

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シングル「VeRTigo」


収録アルバム
『How To Dismantle An Atomic Bomb』


   

by ichiro_ishikawa | 2005-01-20 21:48 | 音楽 | Comments(2)  

Commented by STAND BY ME at 2005-01-21 10:41 x
あんなにゾクゾクするイントロはそんなにない。ンギャッギャッンギャッギャッ!!U2が不思議でたまらない。毎回あんないわゆる普通の歌もので毎回すごい曲がどんどんでてくるのはありえない。コード進行も案外普通なんだよな。ジョンレノンみたいだよな。すぎやまこういちがインタヴューで、「いい音楽創りたいのなら勉強しなさい。でも謎なのがビートルズ。ポールはいわゆる勉強家で楽譜は読めるし、楽器はなんでもできるし天才だが、ジョンはなんであんなすげえ曲が書けるのか全然わかんない」って言ってた。
Commented by Revolution at 2005-01-21 12:49 x
レノンはまず声がすげえんだと思う。マッカートニーの曲は誰が歌っても誰が演ってもいい曲だが、レノンの曲は他の人が歌ったり演ったりするとちっとも面白くなくなる。声と曲と歌詞と音が三位一体になってグワッとくるという例のロックンロール・マジックの典型。U2は間違いなくレノン系。ボノの声とエッジのギター。「VeRTigo」も他の人が演ると駄曲になるはず。
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