吉川晃司私論2・今の吉川

 吉川晃司が「おもしれえ物体」として、いじられ始めた昨今。
 その最たる物、最終形と思われるのが、このPVだ。

「Juicy Jungle feat.吉川晃司」
Disco Twins (YouTube)

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 昔(84~96)、吉川は、普通にすげえカッコ良かったが、ワンセグでweb2.0な上、iTunes7.0な21世紀においては、「ベタなアクション歌手」として捉えられている節がある。
 手足をくねくね痙攣させたり、打点の高いローリングソバットで特設シンバルを蹴り上げたりといったステージング、「タ・テ・ト」→「ツァ・ツェ・ツォ」などの英語風日本語歌唱、「濡れたままの唇で Smack for good night」「エスプリックな眼差しに プリマドンナ夢中なのサ 」「最初からベイビー・イッツ・オーライ」「濡れたままの唇でジョーゼット」などの発語して気持ちいい優先の英語交じり歌詞、グラサンに派手なスーツといったルックス。90年代においてダサさの象徴だったこれらが、今は「笑い」の対象へと変じた。
 吉川は、笑い飛ばされるまでに、熟したということだ。
 悪くない。
 「それでも“ロック”な、吉川はすげえ」、との感嘆の念を禁じ得ない。
 ただ、上述した吉川の要素は、誰にも真似できねえ(したくないでも同じこと)ことだと気づくのは良い事だ。

by ichiro_ishikawa | 2006-11-09 14:48 | 音楽 | Comments(0)  

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