「おやのおん」小林秀雄

【2000.5.12】

高見澤潤子『兄小林秀雄』(新潮社)所収

おやのおん   尋常二年男 小林秀雄 
 私のきものは、お母さんがこしらへてくださつたのです。学校へくるのは、お父さんやお母さんのかげです。うちでは、私はかはいがつてくださいます。このおんをわすれてはなりません。おんをかへすのには、お父さんやおかさんのいひつけをよく、きいておやにしんぱいをかけないやうにして、学校ではせんせいのおしへをまもるのです。それでおんはかいせるのです。
「明治四十三年度、各学年綴方優作集」(白金尋常小学校)


       

by ichiro_ishikawa | 2001-01-11 00:05 | 文学 | Comments(0)  

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