哀悼、池田晶子

2007年2月23日、池田晶子さんが腎臓ガンで逝っていた。

なんてことだ! まだ46歳だのに!? ああ、なんてことだ! 
その事実、ちょっと待ってくれ。
医者! 何やってんだよ…。腎臓がんぐらい治せよ。なんだよ医学よお…。
ああ……池田晶子さん……なぜに…。

昨夏、病気がわかり入院、いったん退院したが、今年1月に再入院したのだという。3/1発売の週刊新潮で休載したのは、そういうことだったのか…。2/22発売の号では「温泉、温泉」とはしゃいでいたのに。ということは、昨年末にお父さんを亡くした時は、自分も…!
全然知らなかった。まったくそういう素振りを見せなかったのだ、池田晶子は。
きっとソクラテスが毒杯を仰いだように、イエス様が十字架にはりつけになった時のように、特に病魔に抗わなかったんだろう、あのすげえ人の事だから…。

悲しい。すごく悲しい。俺は池田晶子がすげえ大好きだったんだ。すげえ愛していた。同時代を生きていながら対面できなかった事を悔やんでも悔やみきれない。池田晶子はキリストだったのに、孔子だったのに、ソクラテスだったのに、小林秀雄だったのに。

池田晶子は今、この世で、唯一、本物の言葉を奏でる人だった。
悲しい。すごく悲しい。
死とは?

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      合掌。残された著書をグワッと毎日熟読玩味するしかない。


(この素敵な写真は「Comzine」(http://www.nttcom.co.jp/comzine/no011/wise/index.html/撮影:海野惶世)からの転載。本サイトは営利目的はなく、ごく私的なブログですので転載許可はとっていませんが、問題があればすぐに削除します)

by ichiro_ishikawa | 2007-03-03 04:28 | 文学 | Comments(7)  

Commented by 1/4 at 2007-03-03 21:27 x
結局誰も追いつけなかった。
逃げ切るように逝ってしまった。
早過ぎる。
悲しい。
Commented by qeb at 2007-03-03 23:35 x
このサイトで知りました。
衝撃です。
誰にバトンは渡されたのでしょう。。。
Commented by kyu at 2007-03-05 17:13 x
私も尊敬していた方なのでとても残念です。ガンということで仕方ありませんが、本当に惜しい人を亡くしてしまいましたね。

ところで、この記事のお写真、
http://www.nttcom.co.jp/comzine/no011/wise/index.html
からの転載ですよね。許可は取ってあるのですか? 気になったもので。
Commented by ichiro_ishikawa at 2007-03-05 17:54
写真に関して、断り書きをつけました(作者)。
改めて、池田晶子さんのご冥福をお祈りします。
Commented by miyoshi at 2007-03-06 01:47 x
その文章の明晰さ俊敏さ切れのよさそのままに亡くなっていったように思えてならないです。一生と実行とが一致して、それが表現された瞬間だったのだな・・・。「私の葬式では泣くな、そして笑うな。」と、どこかでおっしゃっていた。だから、ただ僕たちは手を合わせましょう。そして死を考える。それ以上に僕たちができることはなにもないのでしょう!!そして僕は唖然としている、だって一番好きな人が死んでしまったから。唖然として茫洋として、一日たって急に涙が出てくる。・・・だって、知らない、やってきたから、これを悲しみと呼ばずになんと呼ぶんだ!!
Commented by ichiro_ishikawa at 2007-07-27 15:45
著書を読み返せば読み返すほど、涙が出て来る。
池田晶子さんは、ああ見えて、すげえ「優しい」。
Commented by miyoshi at 2007-08-15 02:13 x
ああ見えて(笑)愛見えてすげえ優しい。池田晶子さんの言葉は、厳しく見えて、じつは愛しかない。まるで母親だ。人類の母親だ。「なんでそんなこと言いまわる必要があるんだい。」(クサンチッペ)、、池田晶子だから。
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