哀悼、池田晶子
なんてことだ! まだ46歳だのに!? ああ、なんてことだ!
その事実、ちょっと待ってくれ。
医者! 何やってんだよ…。腎臓がんぐらい治せよ。なんだよ医学よお…。
ああ……池田晶子さん……なぜに…。
昨夏、病気がわかり入院、いったん退院したが、今年1月に再入院したのだという。3/1発売の週刊新潮で休載したのは、そういうことだったのか…。2/22発売の号では「温泉、温泉」とはしゃいでいたのに。ということは、昨年末にお父さんを亡くした時は、自分も…!
全然知らなかった。まったくそういう素振りを見せなかったのだ、池田晶子は。
きっとソクラテスが毒杯を仰いだように、イエス様が十字架にはりつけになった時のように、特に病魔に抗わなかったんだろう、あのすげえ人の事だから…。
悲しい。すごく悲しい。俺は池田晶子がすげえ大好きだったんだ。すげえ愛していた。同時代を生きていながら対面できなかった事を悔やんでも悔やみきれない。池田晶子はキリストだったのに、孔子だったのに、ソクラテスだったのに、小林秀雄だったのに。
池田晶子は今、この世で、唯一、本物の言葉を奏でる人だった。
悲しい。すごく悲しい。
死とは?
合掌。残された著書をグワッと毎日熟読玩味するしかない。
(この素敵な写真は「Comzine」(http://www.nttcom.co.jp/comzine/no011/wise/index.html/撮影:海野惶世)からの転載。本サイトは営利目的はなく、ごく私的なブログですので転載許可はとっていませんが、問題があればすぐに削除します)
by ichiro_ishikawa | 2007-03-03 04:28 | 文学 | Comments(7)
逃げ切るように逝ってしまった。
早過ぎる。
悲しい。
ところで、この記事のお写真、
http://www.nttcom.co.jp/comzine/no011/wise/index.html
からの転載ですよね。許可は取ってあるのですか? 気になったもので。
改めて、池田晶子さんのご冥福をお祈りします。
池田晶子さんは、ああ見えて、すげえ「優しい」。