「Say Man」和訳


 Bo Diddley唯一のトップ20ヒットで、「Say Man」という曲があるが、これは、軽快なリズムをバックに、ボ・ディドリーと悪友のマラカス奏者ジェローム・グリーンとのだべりが延々と繰り広げられる曲。このだべりは、ダズンズ(The dozens)と呼ばれるアフリカン・アメリカンの伝統、習慣のひとつらしい。1対1で互いに相手に関する罵りの言葉を言いあって、先に怒ったり言い返せなくなったほうが負け、というゲームだという。この曲では、オチで、ジェロームがケタケタ大爆笑しているのだが、さぞ面白い話をしているのだろうと、てめえで訳してみた。だが、黒人スラングなのかしらんが、辞書に載ってねえ単語がバンバン出てくるし、口語なのか知らんが受験英語の文法知識では太刀打ちできず。雰囲気とカンでなんとなく和訳してみたが、結局、オチがなんで面白いのか分からねえという始末。訳し方がまずいのやもしれぬ。正解を知りたい。
(オリジナルの歌詞はここに/ここでは視聴も可能)


「Say Man」 ←そも、これなんて訳せば?
Bo Diddley (1959)

ジェローム「なあ」
ボ「なんだよ」
ジェローム「お前の女の事だがよ、うひゃひゃひゃひゃひゃ!」
ボ「俺の女がどうした」
ジェローム「ああ、でもこの話聞くとお前落ち込むかもな、気弱だから、うひゃひゃひゃ!」
ボ「なわきゃねえ」
ジェローム「気分を害さねえかな」
ボ「お前とここにいるだけですでに害してる」
ジェローム「へっ、こないだよ、お前の女と歩いてたんだ」
ボ「ほう」
ジェローム「風がえらい強かったんだ」
ボ「ああそう?」
ジェローム「風で彼女の髪が俺の顔にかかっちまってな」
ボ「ほう」
ジェローム「さらに何が起こったと思う? 」
ボ「どうした?」
ジェローム「風で彼女の髪が俺の顔にかかっちまってな」
ボ「おう」
ジェローム「で、またしばらくしてよ、残りの話も聞きたいか」
ボ「当然だ、当然の助動詞だ」
ジェローム「風で彼女の髪は地面に落ちちまったのさ!」

ボ「OK、お前が俺の女の話をしたから、俺はお前の女の話をするぜ。お前の女と道を歩いてたんだ、OK?」
ジェローム「おう」
ボ「家へ送ったんだ、茶しようとな」
ジェローム「家まで送った?」
ボ「ああ、茶しにだ」
ジェローム「おう」
ボ「だがその娘はひでえ不細工で、水を飲むためにグラスに口を近づけなきゃならなかった」(←誤訳か? 意味不明)
ジェローム「うひゃひゃひゃひゃひゃ! 人を醜いなんて言うべきじゃないぜ、こうのとりにしょっぴかれちまうぜ、うひゃひゃひゃひゃひゃ!」(←誤訳か? 意味不明)
ボ「そりゃそうだ。俺のオカンは、俺が眠れるようにシーツを俺の頭にかぶせる必要がなかったのだからな!」(←誤訳か?意味不明)


ジェローム「なあ」
ボ「なんだ?」
ジェローム「出身はどこだ、うひゃひゃひゃひゃひゃ!」
ボ「南部だ」
ジェローム「なんて?」
ボ「南部」
ジェローム「俺にはそうは思えんな」
ボ「南部だっつーの」
ジェローム「のどこだ?」
ボ「南テキサスだ!」
ジェローム「うひゃひゃひゃひゃひゃ! 貴様のワークブーツはどこだ?」
ボ「いま履いてる」
ジェローム「そりゃワークブーツじゃないぜ、broguettesさ!(←単語不明)」

ジェローム「なあ」
ボ「なんだ」
ジェローム「貴様が何者か考えてた」
ボ「貴様が何者かは俺には分かってるぜ」
ジェローム「何だ?」
ボ「ピーナツをぶつけるべき相手だ」
ジェローム「うひゃひゃひゃひゃひゃ!」

ジェローム「なあ」
ボ「なんだ?」
ジェローム「お前、恥じるべきだぜ」
ボ「なぜ?」
ジェローム「人を醜いと言うし、うひゃひゃひゃひゃひゃ!」
ボ「お前を醜いとは言ってないぜ」
ジェローム「じゃあなんと?」
ボ「おまえは失敗作だ、以上!」

ジェローム「なあ」
ボ「なんだ」
ジェローム「お前は醜い棒でウープされたように見えるぜ! うひゃひゃひゃ!」(←誤訳か?意味不明)
ボ「おい! 俺はその醜い棒で何もする事はないが、お前をぶつ…! うひゃひゃ!」(←誤訳か?意味不明)

by ichiro_ishikawa | 2008-06-06 23:57 | 音楽 | Comments(0)  

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