競馬と俺 プロローグ


 俺が春ぐらいから毎週末、時には平日も、競馬をやっていることを知る人は…、結構いるがそんなにはいまい。ブログを更新しなくなったのもそのせいだ。
 テレビを見るのが時間の無駄かつバカになると悟った1989年以来、うちにはテレビが無いが、競馬を始めて半年弱、競馬も相当、時間の無駄でバカになる。

 とはいえ、テレビは見ないが、競馬は続行だ。
 なぜか。負けがかさんでいるからだ。額は言うまい。もう引き戻れない額だとだけ言おう。それを回収せねばならない。

 賭けた馬は来ない。賭けないと来る。不思議なものだ。
 外出すると雨が降る、常態としてドタマと腹がうすら痛い。元来、地球との相性がそうとう悪い俺だが、その悪さが、競馬のような舞台では、如実に表れる。天が俺を笑う。

 競馬なんてレジャーだ、十分楽しんだし、それに払った代価だ。そう思えばいいか。否。熱しにくく冷めにくい質(たち)の俺は、何ごとでも一旦掴んだら離さない覚悟で事に処す。
 周囲からは「終わった…」と吐き捨てられ、友は去り、恋人もやがては離れていくだろう。……親には内緒だ。

 競馬はレジャーじゃない。賭けだ。人間の思惑などまったくおかまいないしの、理性がまったく太刀打ちできない自然。支配はできぬ。従うまでだ。自然の一部と化すように、俺は、馬に賭けよう。親には内緒だ。

by ichiro_ishikawa | 2008-08-11 01:51 | 日々の泡 | Comments(0)  

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