2017年 05月 18日 ( 2 )

 

釣り受け取りの攻防


現金主義に転向して以来、店のレジにて現ナマを取り引きする事態が当然増えてゐるが、店員により釣りの渡し方がなつてゐる奴となつてゐない奴がゐることに気づかされる。

札と小銭を同時に我が手のひらに置かうとする輩が多いのには閉口だ。
こちらの財布は通常、札と小銭の収納場所が異なるため、せつかく手に乗せてもらつても、一旦トレイに置き直し、札、小銭に振り分けて順番に入れていくといふ作業を行うことになる。ある程度の時間はかかつてしまふが、レジを退いてから脇などでゆつくりやるといふ事はしない。後ろに他の客が控えてゐても、これはやむを得ない。悪いのは渡し方が下手な店員だ。

一方、気の利く店員だと、まづ札を渡してこちらが収納するのをみはからつてから、次に小銭を渡してくれる。
これだと最短時間でことが済むのである。

したがつていつも支払いの場面において、こやつはどう来るか、とドキドキするのだが、今日の某ファミレスにおいては、後者であつたので、安堵。

したのもつかの間、小銭を渡してくれたあとに、「レシートです」と言ひ放つたのであつた。
レシートは無論、札扱ひ。再び札入れを開き、レシートを収納するといふ無駄なアクションが発生してしまつた。
受け取りしな、レシートは札と一緒にくれよ、と苦言を呈したくなつたが、「チッ、細けえな」と舌打ちされやうものなら、一触即発の事件に発展する可能性もあつたため、グッと堪へた次第だ。



by ichiro_ishikawa | 2017-05-18 14:06 | Comments(0)  

作る奴が一番偉い


作る奴が一番偉いと思つてゐる。
作ることは、選ばれた人にしかできない。
そして作るとはきはめて孤独な営みだ。
作る人間は作るのに忙しいから余計なことを言ふ暇がない。黙つてゐる。

かうした複雑な世の中になると、作らせたり、作つたものを届けたり、宣伝したり、管理するといつた、作る前後を担ふ者たちがたくさん出てきて、それぞれに高いスキルは必要だが、とはいへ所詮小判鮫、漁夫の利目当てで、極端に言へば誰にでもできることだ。

それだのに、どうも彼奴らが幅を効かせすぎである。さもてめえが最重要といつたツラで世を跋扈し始める。偉さうになつてくる。
偉ぶるといふのは本当は偉くないからこそで、だからぶるのだが、それとセットで、作る人間を下に見るやうになるのはいただけない。

作る人間が一番偉いのだ。作らない我々はその小判鮫だ。そのことを確り認識してゐたい。



by ichiro_ishikawa | 2017-05-18 09:04 | Comments(0)