2017年 08月 16日 ( 1 )

 

縦書き横書きの新事実発覚


先日、とあるイベントにて翻訳家の金原瑞人が石川九楊の言を経由してか忘れたが、かつて日本語に横書きはなかつた、と言つてゐて衝撃だつた。

といふのもこれまで古書や石碑の類で、右から左に読む右横書きを多く目にしてゐたから。
だから勝手に、〈昔から日本語は右から左へ読み進める縦書きが基本で主流ではあるものの、近世に西洋の言語が入つて来てからは縦書きも横書きもレイアウトに応じて自在に。ただし横書きの際は右から左にへといふ慣習であつた。それが戦後、欧米のやうに横書きの際は左から右へ、となつたものだ〉と思つてゐた。

ところがあの「右横書き」は、「一行一文字の縦書き」なのだといふのである。知らなんだ。

そこでいろいろ縦書き横書きについて調べてみると、普通にウイキペディアなどにも載つてゐて、言はば常識である事が判明。
(ピタリの参考文献: 戦後日本で右書きの横文字が左書きに変わった瞬間をさぐってみた

とはいへ無知を恥ぢるより、「一行一文字の縦書き」に、どこか美を感じる方が先立ち、爾来、色紙へ揮毫などを頼まれると嬉々として「一行一文字の縦書き」で認めてるやうになつてゐる。

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by ichiro_ishikawa | 2017-08-16 14:06 | 文学 | Comments(0)