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夏のロックフェス、見どころ

サマー・ソニック05

イアン・ブラウン(元ストーン・ローゼズ)、ティアーズ(元スウェードのブレット・アンダーソンとバーナード・バトラーの奇跡の復活バンド)、ティーンエイジ・ファンクラブ、エコー&ザ・バニーメン、オエイシスに、最新マンチェスターチンピラ、カサビアンと、大イギリス祭りの様相を呈しているサマー・ソニック05。
だが、その中で一際異彩を放っている3組が今年の超目玉だ。

1. THE LA'S
2.ナイン・インチ・ネイルズ
3.パブリック・エネミー


この3組は超強力だ。
これは行かざるを得ないかも知れない。

c0005419_1419776.jpg左=ナイン・インチ・ネイルズc0005419_14192294.jpg 右=ティアーズ
 

フジ・ロック05

7/29(金)
目玉は、“ジプシー・アヴァロン”なるステージに登場するポカスカジャンとバンバンバザールの超絶ユニット、バンバンジャンであることは、火を見るより明らかだ。そして、日本のドゥーワップ王、キングトーンズ。
また、“オレンジコート”でのリサ・ローブ、エディ・リーダー(元フェアグラウンド・アトラクションズ)、アイリッシュの重鎮バンド、ポーグスも観てみたい。

7/30(土)
この日が大本命だろう。
ダイナソーJr.ベックというアメリカン・オルタナティヴ大会だ。
ファットボーイ・スリム、ロス・ロボス、マーキュリー・レヴといったところも行くなら外せない。
ジュリエット・ルイスのバンドもかなり観たい。エディ・リーダーはこの日も出る。

7/31(日)
最終日は、野外レイヴの様相。
ニュー・オーダーにプライマル・スクリーム、モービー。
ダンス大会だ。
シガー・ロス、ビーチ・ボーイズ、ソウライヴはぜひ観たい。ロス・ロボスとジュリエット・ルイスはこの日も出る。日本のバンドでマーマレイド・ラグは、なかなかいい。そして、去年のフジ・ロックでラストライブを敢行したルースターズが、大江慎也+花田裕之+井上富雄の3人からなるACOUSTICS GO GOで出演するという。どんなものか観てみたい。

c0005419_14145511.jpg左=ベックちゃんc0005419_14152445.jpg 右=ダイナソーJr.

by ichiro_ishikawa | 2005-06-29 11:10 | 音楽 | Comments(2)  

ライブ8

 ボブ・ゲルドフというと、85年の「ライブエイド」と、そこから20年経った今年の「ライブ8」で、貧困に喘ぐ子供達を救済するための資金集めチャリティコンサートの主催者として良くも悪くも名を馳せるが、それ以前に、70年代後半から80年代前半に活動したニュー・ウェイブ・バンド、ブームタウン・ラッツのサウンドメーカーにしてボーカリストだったということはとかく忘れられがちだ。ブームタウン・ラッツはアイルランドのすげえいいバンドで、パンク〜ニュー・ウェーブの流れを象徴するかのようなエッジの利いたギター、ひねくれたメロディー、粋なアレンジが特徴的なポップなサウンドを轟かせていた。
 c0005419_1324396.jpgイギリスのエルヴィス・コステロやスクイーズなどに通ずるひねくれパンク精神とポップネスが持ち味で、“古き良き”ブリティッシュ・ポップの代表選手である。
 日本でもBOφWYやブルーハーツなど80年代初期〜中期のバンドは大抵影響を受けていることは間違いない。
 とりあえずベストがおすすめだが、全曲気に入った場合は、個々のアルバムに手を伸ばさざるを得ないだろう。

 夏のフェスに先駆ける形で7月に世界8カ国で同時開催される「ライブ8」、そのメンツがすごいので紹介しよう。

アニー・レノックス(元ユーリズミックス。肉食)、ボブ・ゲルドフ(元ブームタウン・ラッツ)、マッダーナ、サー・ポール・マッカートニー、ピンク・フロイド、R.E.M.、U2、スティング、スヌープ・ドッグ
以上、ロンドンが一番豪華。
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ほか、パリで
ザ・キュア−、ユッスン・ドゥール

ベルリンで
ブライアン・ウィルソン、ロクシー・ミュージック

フィラデルフィアで
スティーヴィー・ワンダー

東京で
ビョーク

といった塩梅。

ポール・マッカートニー、スティーヴィー・ワンダーといった大御所はもはや女子供も楽しめる安全商品、スティングは上手くて渋くてセンスが良くてハングリーで最高品質な音楽を常に保証してくれる芸術家、ピンク・フロイド、キュアー、ブライアン・ウィルソンらがどんな奇行を見せてくるかは少し注目、ロクシー・ミュージックは、先日の初来日公演で見せたカッコいいパフォーマンスを再度期待したいところ。
 
で、なんといってもやはり現役選手が楽しみだ。
R.E.M.、U2、スティング、スヌープ・ドッグ、ビョーク。
これは絶対観たい。というわけで7/2、ちょっとロンドンに行ってくる。だが、ハイドパークで大群衆のなか観るよりは、フジテレビ721の中継の方がマシかもしれない。

by ichiro_ishikawa | 2005-06-28 13:36 | 音楽 | Comments(0)  

まさにリリー・フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド

 『POPEYE』最新号で、吉田豪がリリー・フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドに濃いインタビューをしていて、デビュー時のマニック・ストリート・プリーチャーズが「最高のデビューアルバムを1枚出して、すぐ解散する」とか「ストーンズくだらねえ」的なコメントを残したのに対して、「やっぱり若いうちにこういうことを言っとくべきだね」「年とってから言うとただのひがみになるからね」というような発言をリリーがしていて、老いて尚わかってるその精神に改めて敬服した。吉田豪もすげえわかってるが、いかんせん、わかってるぞ然としすぎ、わかってるぞ臭を出し過ぎなのが気になるところ。
 扶桑社から6月29日に『東京タワー』の単行本が出るらしく、いよいよリリーは芥川賞作家になる。7月2日の復活した六本木のabcでの発売記念サイン会には行かざるを得ないだろう。『おでんくん』もアニメ化される。マンガ・アニメ・グッズ蔑視傾向にある自分でさえ、このグッズばかりは超ほしい。おにぎしを食びるおでんくんの人形、すげえほしい。リリーのここ一連のド・メジャーな展開は喜ばしい限りだ。あのスタンスでメジャーに君臨するというのは、すごい。
 また、資生堂で福田和也とトークショーをするらしい。テーマがいい。「テーマ、ディテール、テイスト……文章の感動って何だろう?」。これは行かざるを得ない。
 また、8月には小樽でのオールナイト・ロックンロール・パーティ「ライジング・サン」にてコメディ・テント「ブラックホール」なるステージに出るらしい。これもいよいよ北海道発上陸を果たさざるを得ない。
 また、オフィシャルサイト内人気企画「今日のつぶやき」が単行本化されるらしい。
これは立ち読みせざるを得ない。

以上のニュースソース
ロックンロール・ニュース




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←いとこん君(かっけえ)
C リリー・フランキー

by ichiro_ishikawa | 2005-06-24 18:52 | 日々の泡 | Comments(2)  

ニューオーリーンズにて

 ニューオーリーンズといえば、ジャズ発祥の地にして、サッチモことルイ・アームストロングの生誕地というのは、音楽の試験でもよく問われるので有名だし、ちょっとした音楽ファンならニューオーリンズ風ピアノといった言葉を耳にする機会も多いことだろう。
 もとは自分もその程度の知識だったのだけれど、バンバンバザールのライブでよくピアノを引いていたヤンシーは、ニューオーリーンズ・ピアノの名手で、1999年頃のライブでの「ニューオーリーンズ・ピアノを弾かせたら日本一……ギャラの安い男!」というボーカル&司会進行の福島康之の名紹介がずっと頭に残っていた。ウキウキするような弾んだ、荒々しいリズムという漠としたとらえ方でこと足りており、殊更、注意をするわけでもなく時は過ぎた。
 その後、やはりバンバンバザールの現ベーシストの黒川修氏にベースを教わる機会があって(『バンバンマガザン』創刊号/2004年8月発売に記事掲載)、宅にお邪魔した際、ミーターズの面々を紹介してもらい度胆を抜かれた。その時は、ミーターズの面々のツラとサウンドをメモライズしただけで、ニューオーリーンズという言葉は特に意識していなかった。
 さらに時が経ち、てめえの中で大滝詠一リヴァイヴァルが起こったのが決定打だったのやもしれぬ。例の『ナイアガラ・ムーン』をヘビー・ローテーションで聴きまくっていた時、ニューオーリーンズという言葉がグワッと立ち現れてくるのを認めた。「福生ストラット」「ロックンロール・マーチ」といったニューオーリーンズ・ナンバーのあの独特のグルーヴ感といったらない。林立男のドラミング。あれはコンピュータープログラミングでは出せない、生のグルーヴが充溢している。
 一方、アメリカン・ルーツ・ミュージックを繙く際に、参考書等において常に、例外的扱いとしてニューオーリーンズが出てくることに気が付いた。
 あそこは元フランス領ということ、比較的黒人と白人の交流が盛んだったこと、混血のクレオール文化というものが育っていたこと、などアメリカ南部において独特の発展を遂げたという歴史がある。
 そんなニューオーリーンズ・ミュージックを支えているのが、あの独特なリズムで、それはセカンド・ラインと呼ばれる。葬式などで本体(ファーストライン)について、ブラスバンドなどで独特のシンコペーションしたリズムを刻んでいくというのが、そのリズムの発祥らしいのだが、葬式でこの明るい音楽がと思うと、死者を弔うということに対する民族性の違いというものをまざまざと感じ入る。
 ニューオーリーンズ・ミュージック界では、まず、長髪教授ことプロフェッサー・ロングヘアという人がいて、デイヴ・バーソロミュー&ファッツ・ドミノ、アラン・トゥーサン、ミーターズ/ネヴィル・ブラザーズ、ドクター・ジョンと、リストは連綿と続く。

 以下、ニューオーリーンズ・サウンド爆発、ベスト5

c0005419_22525031.jpgProffesor Longhair
『New Orleans Piano』
はじめにブロフェッサー・ロングヘアありき。セカンド・ライン・ビート、R&B、ブギウギはもちろんマンボにルンバ、カリプソなどの南国・島国音楽がグワッとブレンド。嫌が応にも陽気にダンスせざるをえない


c0005419_2253126.jpgFats Domino
『20 Greatest Hits』
エルヴィス“キング”プレスリーと並ぶロックンロール・オリジネイター。ニューオーリーンズR&B、ジャンプサウンドの名曲がズラリ。


c0005419_22534262.jpgDave Bartholomew
『The Chronological Dave Bartholomew』
50年代ニューオーリンズ・サウンドの最重要人物デイヴ・バーソロミュー。ファッツ・ドミノを陰で支えたプロデューサー。バーソロミュー、名前がいい。


c0005419_233658.jpgThe Meters
『Funkify Your Life: Anthology』
ニューオーリーンズ・セカンド・ライン・ファンクの帝王、ザ・ミーターズ! 独特の間(ま)は、独特の腰使いを要求してくる。ドラムとベース、すげえいい!


c0005419_2255292.jpgAllen Toussaint
『The Allen Toussaint Collection』
Dave Bartholomew
ニューオーリンズ界の敏腕プロデューサー、アラン・トゥーサン。洗練されたエクセレントなニューオーリーンズ・サウンドが気持ちいい。バックはミーターズ! 75年作品

c0005419_22551556.jpgDr. John
『Dr. John's Gumbo』
ニューオーリンズ・サウンドの親善大使ドクター・ジョン。映画『ラスト・ワルツ』でもお馴染み。ニューオーリーンズを知りたいならまずこれだ。72年作品


c0005419_22553589.jpgNeville Brothers
『Yellow Moon』
ミーターズで活躍したアート、シリルに、アーロン、チャールズの4兄弟を中心に77年に結成されたネヴィル・ブラザーズ。カリブ〜アフロまで取り込んだリズムがいい。プロデュースはU2でお馴染みダニエル・ラノア。

c0005419_22555212.jpgGalactic
『Coolin' Off』
天才ドラマー、スタントン・ムーア率いる今のバンド、ギャラクテイックの1st。98年作品。



c0005419_22561267.gifバンバンバザール
『リサイクル』
世紀の楽団バンバンバザールの記念すべき1st。名曲「ニューオリンズにて」収録。94年作品。 ニューオーリーンズ・サウンドというわけではないが、ニューオーリーンズのウキウキ感は行間に横溢。プロデューサーは吾妻光良!

by ichiro_ishikawa | 2005-06-04 00:01 | 音楽 | Comments(4)