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Elvis Costello ベスト5


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声、ツラ、ギター、リズム、ダンス、曲、歌詞、歌、センス・オブ・ヒューモアと、すべて完璧なエルヴィス・コステロ。その初期〜中期の作品群からベストビデオを、満を持してセレクトした。5曲に絞ろうと思ったが、だいぶオーバーしてしまった。順位を付けようとしたが、全部1位になってしまったので、時系列に並べた。


Alison (1977)
c0005419_181681.jpg初のテレビ出演映像らしい。デビューですでにこのレベル。


Red Shoes (Live TOTP 1977)
c0005419_18163113.jpg超初期。21歳。完成度たけえ。すでに超大物の兆し、はげの兆しが。


Pump It Up (1979)
c0005419_160084.jpgステップが秀逸。内股ロックの金字塔。


(I Dont Want To Go To) Chelsea (1979)
c0005419_16019100.jpgおそらく「Pump It Up」と同セッション。ステップが秀逸。


Rado Radio (1979)
c0005419_1604562.jpgリリース当時にサタデーナイトライブに出演したときの演出を、同番組再出演記念としてセルフ・パロディしたビースティ・ボーイズとの共演も、いい。


Oliver's Army (1979)
c0005419_161254.jpg曲がすげえポップ。


Peace Love and Understanding (1980)
c0005419_1614535.jpgオリジナルはニック・ロウだが、コステロ・バージョンがやはり最もすげえ。遠くからゆっくりと歩いて来るオープニングの演出がすげえいい。エンディングで「Peace」のところでドラムスのピート・トーマスがピースサインを、「Love」でキーボードのスティーヴ・ナイーブがハートに拳をあて、「Understanding」で、ベースのブルース・トーマスが頭に指をあてる。


I Can't Stand Up For Falling Down (1980)
c0005419_1621163.jpgコステロとアトラクションズの面々のダンスがすげえ、いい。超秀逸。コステロのコート、シャツとチョッキもいい。


High Fidelity (1980)
c0005419_1622918.jpg本と映画にもなった佳曲。相変わらずステッブ、ダンスがすげえいい。マイクを上に投げたり、マイクを持つ指を小指から順に上げていく仕草もかっけえ。


Love For Tender (1980)
c0005419_1624816.jpgステップ、指の動きがすげえいい。ロケ地もいい。


Possession (1980)
c0005419_16368.jpg車のウィンドウをおろして歌い出す演出がいい。ロンドンの曇天もいい。コステロのコートもいい。


New Amsterdam (1980)
c0005419_1633184.jpgアクースティック・ギターと皮コートがいい。上の写真はモリッシーではなくコステロ。


Good Year For The Roses (1981)
c0005419_1634961.jpg初期の名バラッド。コステロの横の少年の居方もいい。


Clubland (1981)
c0005419_164611.jpg地味にすげえいい曲。


Man Out of Time (1982)
c0005419_1643119.jpgPVがなかったので、TVのライブ。コステロは低音がものすげえいい。すげえ静かに盛り上がっている。


Everyday I Write The Book (1983)
c0005419_1645183.jpg超名曲。頭が切れているのが惜しい。グレーのスーツと黒いシャツがすげえかっけえ。相変わらずステップと手がいい。


Let Them All Talk (1983)
c0005419_1651181.jpg80年代はなぜか必ずサックスが入る。管の4人の近さがいい。「Dreamin'」のイントロはこの曲のパクリ(のはず)。


The Only Flame In Town (1984)
c0005419_1652946.jpgコステロはしゃべり声もすげえいい。イントロのコステロの指パッチンがかっけえ。ダリル・ホールと共演したこのPVはラモーンズの映画『ロックンロールハイスクール』のアラン・アーカッシュが監督。DVDでは、眼鏡をかけていないコステロ・バージョンの別PVが見られる。


Veronica (1989)
c0005419_1654933.jpg超感動。



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「ヴェリー・ベスト・オブ・エルヴィス・コステロ」
コステロの解説やボーナストラックが秀逸。

by ichiro_ishikawa | 2008-03-30 15:08 | 音楽 | Comments(0)  

無私の精神


 プラトニック・ラブというと、今日では、性行為を伴わない純愛みたいなつまらない意味で使われる場面が多いけれど、本来はプラトン的愛、プラトンが言うところの愛ということで、すなわち、知もしくは知者への恋心(エロース)なのだが、池田晶子の小林秀雄への愛とは、自分でも「新・考えるヒント」で言っているとおり、まさにこのプラトニック・ラブである。そして俺の、小林秀雄と池田晶子への愛もこのプラトニック・ラブである。
 小林秀雄も池田晶子も強烈な個性の持ち主で、一見、俺、俺、言っている独善家のように見えるかもしれないが、その「俺」をよくよく眺めると、完全な「無私の精神」であることは、実は明瞭だ。俺はこの「無私の精神」、つまり、逆説めくが、「モノホンの個性」に、狂おしく惚れている。読後必ず、俺は本を抱きしめられずにはおれなくなる。
 デカルトの学説はこうであり、ヘーゲルの学説はこうである、したがって両者は相反するなどということは、完全にどうでもいいことであった。そんなことよりも、なぜデカルトはデカルトであったのか、なぜ彼は彼であり、彼以外の人にはなれなかったのか、その個性の秘密こそが関心事であった。この秘密を見るためには、彼と我とが相違わない場所へと降りてゆかねばなるまい。彼が見たもの考えたものを、同じく見て考えられるのでなければなるまい。これがすなわち無私の場所である。すべての個性的な精神が、個性的であるがゆえに普遍的であるような場所である。

 小林秀雄は実行家を愛した。一言で言えば、彼が愛したのは職人であり、嫌ったのは理屈屋だということだ。職人は己を空しくし、物の動きに準じて実作する。答えは目前の作品に明瞭である。転じて理屈屋はどうか。空想の議論に熱中し、現実の物は何一つ作らない。それで社会的現実がどうの、しょせんは言葉に過ぎないの、よく言えたものだな。
 言葉とは、明らかに現実の物である。私の賢(さか)しらな意図や目論見を越えた、向こう側の実在である。詩人という人々がこの事実を最も敏感に察知している。詩人は実作する。言葉という物を扱う職人である。彼等は何も主張しない。彼らには無私がある。だからこそ彼らの魂には言葉が宿り、その魂にふさわしい独自の作品が生まれ出ることができるのだ。
「新・考えるヒント」池田晶子
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by ichiro_ishikawa | 2008-03-23 04:25 | 文学 | Comments(0)  

汚れた血

 YouTubeのすげえところは、「たいていある」ことだ。寝しななどに、ふと、ある映像をもう一度見たくなり、検索すると、たいていある。
 前々回のUK特集内、デイヴィッド・ボウイーの「モダン・ラヴ」のところでも書いた、レオス・カラックスの「汚れた血」(1986年。原題は、「Mauvais Sang」で、ランボオの「地獄の一季節」の中の章題でもある)で、ドニ・ラヴァン扮するアレックスが、ラジオから流れる「モダン・ラヴ」をバックに疾走する名シーンが、見たくなり、原題で検索したらやはり、あったのだった。

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by ichiro_ishikawa | 2008-03-22 05:46 | 映画 | Comments(0)  

貴重な映像アーカイブ

 21th センチュリーズ・スキッツォイドマンの3種の仁義といえば、YouTubeとGoogle Earth、そしてiTunesで、それらの巡回で貴重な日々は刻一刻と無為に過ぎていくのだが、そんな中、重要な資料を発見した。
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 中央線の武蔵小金井の駅から歩いて5分のところで演技塾「シャルム」っていうのをやってる慕手とおるの演技指導の映像である。慕手はまず発声練習で、あいうえおを感情を込めて言う。ぼんぼんぼんぼんのやり方では、微妙な揺れを解説したあと、妙な間を作り出したかと思えば、今度は、これぞハードボイルドという美しい拳銃の打たれ方を指南。そして普通の歩き方、酔っぱらい、と矢継ぎ早にもてるすべてを惜しみなく披露するのであった。必見だ。生徒はPuffyだが、例によって独演会の様相を呈しているとはいえ、Puffyのリアクションが意外といい。ちなみに本編は3分30秒あたりから。

by ichiro_ishikawa | 2008-03-20 03:16 | Comments(0)  

80s UK Rock ベスト5


 近年、とみにブルースだソウルだジャズだと言っている俺だけに、若い連中からは「ブラックの俺」みたいな捉え方をされていて、中には「ロックとかはあまり聴かないんすか?」とすら言われる事も増えて来て、「バカ、ロックは俺が考えたんだ」と説明しているけれども、実は、俺は80sのUKロックから洋楽に入っている、という事実を知っておくのはよいことだ。
 そもUKというのはメロディが重視されるポップな歌ものの土壌があって、歌謡曲DNAを根底に持つ日本人には非常に親しみやすいのだけれど、ひねりの効いたメロディと鋭いギター、ソウルフルなボーカルは、やはり日本の歌謡曲やJ-POPとは明らかに一線を画すものがあり、そこにUKの魅力を見いだすのもまた一興である。最近はめっきり聴かなくなってしまっていたUKものだが、YouTube巡りの一環でふと懐かしいPVをたくさん見つけてしまい、なかなかどうしてやはり魅力だとの感を禁じ得なかったので、80s UKロック、ベスト5を今ここに記さんとす。

The Kinks - Lola(1970)
80sといいつつ、いきなり70sだが、このあたりはのちのニューウェーヴにつながるポッピズムを完璧に備えている。
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10cc- I'm not in love(1975)
75年の『Original Sound Track』収録だが、80sに大ヒットしたという記憶がある。
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The Boomtown Rats - Rat Trap(1978)
パンクからニューウェーヴへの流れの中で登場した、ライブ・エイドの発起人でもあるボブ・ゲルドフ率いるブームタウンラッツ。「I Don't Like Monday」という名曲もあるが、この「Rat Trap」は曲の構成がすごくいい。
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Electric Light Orchestra - Sweet Talkin' Woman(1978)
まだ70年代だが、ELOあたりのポッピズムは確実に80sへの影響大だ。
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Squeeze - Up the Junction(1979)
スクイーズは80sのビートルズと言われるが、それはグッド・メロディの宝庫という意味でだ。
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Roxy Music - Same Old Scene(1980)
ロキシー・ミュージックは、70年代後半から80年代にかけてブライアン・フェリーのダンディズムを一層前面に打ち出して大人のポップを奏でていく事になる。この「セイム・オールド・シーン」はその頂点。
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Joy Division - Love Will Tear Us Apart(1980)
マンチェスターというのはUKの中でもポップの形がちょいと違う事に気づくのはいい事だ。
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Elvis Costello & The Attractions - (What's So Funny 'Bout) Peace, Love, and Understanding(1980)
オリジナルはニック・ロウ率いるブリンズレー・シュワルツの1974年の曲で、このコステロ・ヴァージョンは『Armed Forces』のUS盤に収録。PVとしてすごく秀逸。
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Dexy's Midnight Runners - Come On Eileen(1982)
リリー・フランキーはある対談で、このバンドのフロントマン、ケヴィン・ローランドの名前が出てこなくて「誰だっけ、あのパンツ一丁の変態のオッサン」と形容していた。
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Culture club - Do you really want to hurt me(1982)
ボーイ・ジョージの声を聴くと、なぜかグッとくる。
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Culture club - Karma Chameleon(1983)
カルチャー・クラブは曲がいい。
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David Bowie - Modern Love(1983)
傑作『レッツ・ダンス』の1曲目を飾る佳曲。『レッツ・ダンス』はコアなロック・ファンから大衆迎合作と非難される事が多いが、そうは思わん。ナイル・ロジャーズのギターがいい。映画『汚れた血』では、ドニ・ラヴァンがこの曲をバックに疾走していて、すげえいい。
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David Bowie - China Girl(1983)
傑作『レッツ・ダンス』の2曲目。イギー・ポップとの共作。
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David Bowie - Let's Dance(1983)
傑作『レッツ・ダンス』の3曲目。
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The Smiths - This Charming Man(1983)
言わずもがなの最高傑作。
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The Police - Every Breath You Take(1983)
スティングは、いい作曲家で、ツラと声が良く、歌がうまい。完璧だ
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U2 - Pride (In the Name of Love)(1984)
言わずもがなの名曲。ジ・エッジのカッティングが冴え渡っている。U2はいまだにすげえのが驚きだ。
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The Style Council - Walls come tumbling down(1985)
ジャム〜スタイル・カウンシル〜ソウル・ソロと、その都度のてめえの嗜好に忠実に変遷しながらも、マニアックな位置になる事のないポール・ウェラーはほんとにすげえ。ちなみにドラムのスティーヴ・ホワイトはオエイシスのドラマー、アラン・ホワイトの兄。ルックス的に、アングロ・サクソンの美が最も際立っているのがこの頃だ。
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XTC - Mayor of Simpleton(1989)
ひねりの利いたポップとはこういうことだ。
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by ichiro_ishikawa | 2008-03-15 17:34 | 音楽 | Comments(1)  

ディゲブル・プラネッツ

 前々回、HipHop特集を盛大に催したが、いっこ忘れてた。
ディゲブル・プラネッツ「クーライダッ」(1992)だ。
We be to rap what key be to lock, But I'm cool like dat.

Digable Planets - Rebirth Of Slick (Cool Like Dat)
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by ichiro_ishikawa | 2008-03-14 02:38 | 音楽 | Comments(1)  

追悼、広川太一郎


 3月3日、がんのため東京都内の病院で死去、68歳。
 合掌

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「Mr.BOO!」OPテーマ
「Mr.BOO! インベーダー作戦」EDテーマ
サミュエル・ホイ
「新Mr.Boo! アヒルの警備保障」予告編
「モンティ・パイソン」
「ドラゴンロード」 

by ichiro_ishikawa | 2008-03-08 13:45 | 日々の泡 | Comments(0)