<   2009年 06月 ( 3 )   > この月の画像一覧

 

スローバラード


RCサクセションの「スローバラード」はとてつない名曲、ソウル・バラードで、
オーティス・レディングの「These Arms Of Mine」あたりを彷彿とさせるのだが、
オーティス・レディングを彷彿とさせるなんてことは通常あり得ないわけで、
たとえば、あれを忌野清志郎以外が歌うと、ただのフォークソングになりがちだし、
忌野が歌うと、なぜかそれがロックにもなってしまうという魔法がかけられるわけだ。
俺はその魔法をこそ信頼して今こうして暮らしているのだが、
ああいうのを聴くといい年かっぱらった今もなお心底感動してしまう。

先日、布袋の「V」ライブを観賞。
「V」が近年まれに見る傑作なのは意外と周知されたが、
そのライブがまたとんでもなかった。
「V」から始まり、「Time Has Come」のSEのあとに「IV」が始まり、「ミルク・バー」のSEの後に「III」が、そして…というように、「POISON」も「スリル」もキル・ビルもなく、全曲ギタリズムの曲で占められたギタリズマー布袋寅泰のライブだったわけだが、アンコールのラストは「Fly Into Your Dream」で、おなじみの長いアウトロの中で、布袋は指を天に指す仕草を見せたあと、「スローバラード」の歌メロを弾き始めたのだった。
これがものすげかったのだった。「清志郎」という言葉は一切出なかったけれど、言葉よりも何よりも雄弁に哀悼を表したレクイエムだった。
清志郎ファンは布袋のことが嫌いだろうが、布袋ファンで清志郎を嫌いな人はいない。
まあ清志郎がすげえのだが、そもBOφWYはRCに触発されて作られたのだし、
ミュージシャンによるミュージシャンへの真の追悼、というものがそこにあったのは確かだ。
その晩は、「やっぱり、音楽というのが一番すげえな、金とか生活とかはブタだな」、という幼稚な感想だけが心を満たした。

More

by ichiro_ishikawa | 2009-06-16 17:57 | 音楽 | Comments(1)  

追悼、三沢光晴


三沢光晴 1962 - 2009
スパルタンX


by ichiro_ishikawa | 2009-06-15 00:29 | 音楽 | Comments(1)  

70年代後半~80年代前半

基本的に過去は振り返らないタチだが、歴史にはよく思いを馳せる。
ここ数年、YouTubeばかりを見ているのは、そういうことだ。

これまで散々書いてきたように、80年代は、70年代後半~80年代前半、80年代半ば、80年代後半というように、3つの時代に分けなければならない。
最近は、そのうち、ロック、フュージョン色濃い、70年代後半~80年代前半の歴史に思いを馳せているが、その頃の人たちはみな歌と演奏がうまい。ミュージシャンというからには歌や演奏がうまくなければデビューできないという当たり前な時代で、パンク、ニューウェーヴのような衝撃やアート性は薄いけれども、ジワッとくる名唱、名演、名曲、名歌詞が多い。

Want You
焦らずに知り合いたいね 
マッチひとつ摺って 
顔を見せてくれ

僕は愛に背中向ける
伏目がちのジェームス・ディーン真似ながら
それが僕のぶるーす

以下、奇しくもすべて作詞は松本隆。




原田真二「てぃーんずぶるーす」


タイム・トラベル☆原田真二<S53紅白歌合戦>
c0005419_12245422.jpg

by ichiro_ishikawa | 2009-06-04 12:41 | 音楽 | Comments(1)