<   2009年 07月 ( 2 )   > この月の画像一覧

 

グレン・ティルブルック来日公演速報

c0005419_3443549.jpg
 
c0005419_15694.jpg


グレン・ティルブルックのライブを吉祥寺のスターパインズ・カフェで観た。ソロとしては2度目、スクイーズとしてはロンドン'93と初来日'94の渋谷で2回観ているから、都合5度目。ソロ1度目のライブレポはこちら。チケットを持たずに家を出たため取りに戻ったり、曇りの予報だったのに道中ちょうど大雨が降ってきてびしょ濡れになったり、一緒に行くと勝手に決めていた人間が、実は行くつもりが無かった事が判明しチケットを1枚に無駄にしたり、前の席にピタッとでけえ外人が座し、視界の半分は終止でかい外人の後頭部が占めていたり、偶然隣に居合わせた人間(身内)の息がゲボ臭かったりと、相変わらず地球との相性は悪かったが、ライブ自体がものすげかったので救われた。

ティルブルックはポール・マッカートニーばりのものすげえ曲を書き、相当いい声のシンガーソングライターだが、日本では不思議とそんなに人気はないらしく、今回のようなキャパ100人程度のライブハウスで間近で観られるのは、実にラッキーなことだ。もし国民全員が俺だったらきっと全国ドーム公演、かつチケット即完売となるところで、そうしたら米粒大どころかチケットを取れない可能性すら出てくるわけで、国民全員が俺でなくて良かった。いや、国民全員が俺だったらチケット取れて、最前列で観ているのも俺だから、別にいい。

1stセットでは、アコギ弾き語り、ブレイクを挟んだあとは、ジミヘンのVoodoo Chileをカバーするなどエレクトリック弾き語りモード。
途中、なんとゲストでエルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズのピアニスト/キーボーディストのスティーヴ・ナイーブが登場。あとで知ったが前日のフジロックでナイーブが演っていて、そこにゲストでティルブルックが参加していたらしい。実はHPにも、本日のゲストはスティーヴ・ナイーブと書いてあったが、そうした情報をまったく知らなかった俺は「なぜナイーブが!?」と驚愕しながら小躍りしていた。スクイーズのアルバムをコステロがプロデューしていたり、コステロがスクイーズの曲にコーラスで参加していたり、一時期スクイーズにアトラクションズのドラマー、ピート・トーマスが参加していたり(初来日時など)、ティルブルック〜コステロ&ジ・アトラクションズは同じ一派だ。
本日の白眉はエルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズの名演でお馴染みニック・ロウの「(What's So Funny 'bout )Peace, Love and Understanding」。凄まじかった。
他には「Melody Motel」。こういう地味ポップな黄金メロディをかける人間はそういない。声も相変わらずハイトーンが素晴らしい。あとはやっぱり歌詞がすげえ。俺は英語は話せないが読めるので、歌詞の凄さが分かるのだ。歌詞はスクイーズの相棒、クリス・ディフォードだ。ピーター・バラカンもその知性とユーモアをべた褒めだ。
あの、ロン・セクスミスをして、「グレン・ティルブルックは、僕が今まで聴いたなかで最も素晴しく、 最もメロディックなソングライターであり、 素晴しいシンガーだ。」と言わしめてすらいる。俺をして「ティルブルックはものすげえ」とも言わしめている。

Squeezeを聴いてみたい人は、ここで試聴されたし
(iTunes StoreでのiMix by ロックンロール・ブック)

ティルブルックのオフィシャルホームページは、http://www.glenntilbrook.com/


c0005419_161455.jpg
ナイーブのサイン

c0005419_155331.jpg
ナイーブと俺。奇跡の2ショット。

若かりし頃のナイーブ(赤とボーダー)

by ichiro_ishikawa | 2009-07-28 00:59 | 音楽 | Comments(0)  

香港と俺


 目まぐるしい多忙さのせいで駄文を書き連ねる事(思索する事)が出来ないでいたが、このままでは過労死しかねないと、安田記念で当てた10万円を握りしめ、すべての仕事を放棄して初めて香港に飛んだ。
 案の定、出発間際の空港ロビーで仕事の電話がガンガンかかってきた。
 挙げ句の果てに「何かあったら電話していいですか?」とか言いやがるので、「してくれるな」と吐き捨てて、携帯電話をゴミ箱に放り投げ、飛行機に飛び乗った。

 香港に着くと、唐突に台風が直撃。さらにこの7月から、香港中、禁煙という制度が敷かれていた。レストランは無論、喫茶店でもバーでも吸えない。要するに食後に一服が出来ない、珈琲やスピリッツを飲みながら紫煙を燻らせる事が出来ない。郷に入りては郷に従う俺は、食後、ただじっとうつむいて黙っているほか無かった。

 地球との相性の悪さがここでも露呈した形となり、逆風が吹き荒れる中、とはいえ今回のトリップの主眼は、煙草を吸う事ではないのであった。それは、「Mr.BOO インベーダー作戦」(原題:売身契/1978年)で、売れないTV司会者役のマイケル・ホイ(許冠文)が、当月唯一の仕事がキャンセル、という電話を受けた時にかじっていた、「あの棒状のモノ」を食う事であった。
 それは、油条(you tiao)と呼ばれる揚げパンで、フランスのどの食卓にもバゲッツがあるように、香港の食卓にはこの油条がある。マイケル・ホイ(許冠文)はチキンなどモノを実にうまそうに食う事で有名だが、俺はこの棒状のモノをいつしか食ってみてえと思っていた。
 そして初見から実に30年、遂に俺はあの棒状のモノを食したのだった。

c0005419_4584075.jpg
c0005419_4184897.jpg
油条と俺


c0005419_419470.jpg
マイケル・ホイ(許冠文)の手形。

c0005419_4191312.jpg
サミュエル・ホイ(許冠傑)の手形。裏方(「Mr.BOO!」のラブホテルの店員役で出演もあり)の次男スタンレー・ホイがないのは兎も角、リッキー・ホイ(許冠英)もなかった…。

c0005419_4192097.jpg
サモ・ハン・キンポー(洪金寶)の手形。

c0005419_422244.jpg

戦利品「サミュエル・ホイBOX(3CD+1DVD)」1,000円

by ichiro_ishikawa | 2009-07-26 04:30 | 紀行 | Comments(0)