<   2011年 04月 ( 13 )   > この月の画像一覧

 

ダン・ペン&スプーナー・オールダム

c0005419_23204569.jpg

 唐突に『スウィート・インスピレーション〜ソングス・オブ・ダン・ペン&スプーナー・オールダム』入手。すげえいい。

 60年代にマッスル・ショールズ・スタジオを拠点としてソウルの名曲を数多く作ったソングライティングチーム、ダン・ペン&スプーナー・オールダムの作品集。
 パーシー・スレッジ、ディオンヌ・ワーウィック、エタ・ジェイムズ、ジ・オヴェイションズ、ソロモン・バーク、アーサー・アレキサンダー、ジェイムズ・カー、アーサー・コンレ、パティ・ラベル&ザ・ブルーベルズ、アーマ・トーマスなどなど、ソウルの傑作がずらり並ぶ。
 ポップとソウルは、パフォーマーもさることながら、陰の主役であるソングライティングチームの役割を注視する事が欠かせない。従って、こうした作者別編集シリーズというのはすげえいい。

 ちなみに、マッスル・ショールズ・スタジオはスタックス(ブッカーT&MG'S、オーティス・レディングなど)、ハイ・レコード(アル・グリーン、シル・ジョンソン、アン・ピーブルス、オーティス・クレイなど)と並ぶ60〜70'sサザン・ソウルの聖地。
 同じソウルでも、東西南北はもちろん、同じ南部でもスタジオ、レーベルによってそれぞれ独特な趣があり、その違いを楽しむのも、レコード鑑賞の醍醐味だ。当たり前か。

by ichiro_ishikawa | 2011-04-29 23:23 | 音楽 | Comments(0)  

Complex



BOφWYは氷室が氷室だからありえないが、complexは吉川も布袋もPOPなのでアリ。
でも、1989年から2人とも体重がおそらく20kgは増してる。ということは、ハンセン&ブロディがステージに立つようなものだな。東京ドームが後楽園球場ぐらいになるな。

by ichiro_ishikawa | 2011-04-29 21:32 | 音楽 | Comments(0)  

モリッシーまた遅延

c0005419_23273226.jpg

 魔がさしてモリッシーCD & DVDベストを注文していたが、発売延期で到着はGW明けになるとamazonから。
 モリッシーはスミス関連を含め期日を守ったことの方が少なく、来日公演すら飛行機が怖いからと中止にするという人だから、全く驚きも、落胆もしていないのだが、今回は、この「時間に遅れる気質」について一考せんとす。

 まあ、言わずもがな、俺がそうなので一考しやすい。
 なぜ遅れるか。
「遅れるのもやむをえない」と、どこかで腹を決めているふしがあるためだ。
 だから人の遅刻、遅延にもおそろしく寛容である。待ち合わせに数時間遅れられても、さらにはドタキャン、しかもその連絡もなく、といった場合でも、まあそういうことはある、と自然に思える。

 しかし、これに立腹する人は多い。いやいや、腹が痛くなったのかもしれないじゃないか。悪いと思いつつも人見知り、人と話すのが苦手で連絡しなかったのかもしれないじゃないか。自分の予定が狂った? あなたの予定なんて大したことないじゃないか。時間を損した? あなたの時間なんか大したことないじゃないか。そも、あなた自体、そんな後生大事に保持するようなシロモノじゃないじゃないか。
 と、いうことは、普遍的な事実とはいえ、誤解を招く確率が極めて高いため、絶対言わない。

by ichiro_ishikawa | 2011-04-28 10:37 | 日々の泡 | Comments(0)  

無趣味のすすめ

 村上龍の『無趣味のすすめ』が単行本未収録作品を追加して文庫化された。良書。

 村上龍は、G2010や無料メールマガジンJMMなど、ノンフィクションでの活動の方が無駄がなくて、良い。この『無趣味のすすめ』も非常にキレがよく、老いてなおその眼力は鋭さを増しているように思われた。
 余談だが、初出は蔑視している『GOETHE』なので、これが初読。幻冬舎は「24時間仕事バカ」などのように、キャッチに文学的・ロック的なセンスが感じられないのと、尾崎(タイガーではない、念のため)的メンタリティが性に合わないので普段は全く用はないが、そこに親しい村上龍は、別に、いい。

 本書で相変わらず村上龍は、事象の本質を正しく射抜いていた。現実を直視し、低くも高くも見積もらない。悲観も楽観もしない。ありのままを見る。
 とはいえ、現実を直視できないために愚かな思考、行動をとる政治家をも含む衆愚、および彼らが導く社会、国家の未来については、恐ろしく悲観している。しかし、その悲観こそが現実を正しく見ているその証左である。

 論の運びは大抵こうだ。
 あるテーマがあり、それに対しての一般的思考なり、行動なりがまず示される。次にそれがいかに愚かかが説明され、そのテーマの本質的問題を明かしてみせる。そして最後に、本来考えるべき、行動すべきことはこうである、と結論づける。その断定は、一見逆説めいているが、正しく本質が見据えられている。冷めもせず興奮もせず語るそのトーンも心地いい。
 
 珍しく一例を挙げる。
 テーマは社会貢献。ニートが社会貢献の使命にかられ被災地に行く。それは美談めいているかもしれないが、実はそれよりも、彼がきちんと働いて税金を納めた方が社会貢献としてはよほど価値がある。要は、社会貢献は、社会的に自立していなければ為し得ないのだ。と書く。
 こんな調子で、ワンテーマ3ページほど、全61テーマ。
 サンデルや、あるいはジョブズなどより、エンタメ的、物語的要素が薄いため、私にはこの村上龍の方がしっくりくる。

by ichiro_ishikawa | 2011-04-28 01:53 | 文学 | Comments(0)  

答えるな。問え


 問いの面白さに比べれば答えなんてどうでもいい。

 とは小林秀雄の名言だが、最近の「AERA」増刊号でも養老“唯脳論”孟司が、「答えはいつも目の前にある。見えていないのは問いのほうだ」と書いていて、同じことを言っているなと直覚。

 この、「問い」というのは私の核で、小林秀雄、池田晶子を愛読する最大の理由のひとつとも言える。
 テレビのキャスターや批評家、識者や各種メディアの論客の発言が軒並み気に入らないのは、したり顔で答えを吹いて見せるからだ。そも問いが稚拙なのでその答えも当然空しい。
 養老も言うように、この生きていること、現実が、すでに答えなのだ。
 重要なのは、この難しい現実、人生に対し、いかに問うか。その質問の巧拙に全てはかかっている。

 この未曾有の大災害が起こった現実、答えを前に、小林秀雄と池田晶子は、どう問うだろうか。
 例えば原発賛成か反対かなどという、イデオロギーを深く軽蔑していることは確かだ。
 彼らの残された著作の中に、すでに問いはある。
 いま、それを熟読している最中だ。
 「答えよりも問い――小林秀雄・名問集」という本を企画中。

by ichiro_ishikawa | 2011-04-26 14:10 | 文学 | Comments(0)  

残すべき歌論

『残すべき歌論――二十世紀の短歌論』

c0005419_1442424.jpg


「自己の存在意義を問い続けた短歌の、満身創痍のドキュメント」大辻隆弘・歌人
(毎日新聞 2011年4月24日朝刊)

by ichiro_ishikawa | 2011-04-25 14:05 | 文学 | Comments(0)  

短歌

愛と哀しみの三十一文字(みそひともじ)……
『短歌』4月号、絶賛発売中!

ひなげしといふ形容詞あつたならこんな日はきつとひなげき気分  山田 航
(特集「若手歌人たちは今」より)

c0005419_2473613.jpg

抒情が目にしみる……。

by ichiro_ishikawa | 2011-04-12 02:50 | 文学 | Comments(0)  

異色コラボ


オリジナルDVDシネマ
パチンコクイーン七瀬
監督:石川二郎 出演:市井紗耶香 稲葉凌一(神之凌一)
7月8日発売発売。

08年秋華賞1000万馬券でおなじみ馬券界のカリスマこと神之総帥が、市井紗耶香との共演でパチンコ界のカリスマを熱演!

c0005419_1153577.jpg

c0005419_1154831.jpg

by ichiro_ishikawa | 2011-04-11 01:16 | 映画 | Comments(0)  

サニーデイ・サービス ベスト5

とはいえ「枯れ葉」「 ピンク・ムーン」「そして風は吹く」「 旅の手帖」とか全然ないのな。
俺と曽我部は同級生。
名盤『サニーデイ・サービス』(1997)より「ベイビー・ブルー」。


カゼッタベルキ時代。昨日のように思い出す。その後、様々な事があったようだが、全部記憶から消えた。今、俺はそこに戻っている。つまりロック時代。やっぱ男は不幸でなんぼか。

考えてみりゃ21世紀に入ってから、日本人の新譜、バンバンバザール以外、1枚も買ってない。というか聴いてもないな。基本、年下に興味ないからな。中村一義は別格だけどな。
c0005419_337592.jpg

by ichiro_ishikawa | 2011-04-07 03:42 | 音楽 | Comments(0)  

中村一義ベスト5

ひとりビートルズ、中村一義。
詩がものすげえ。
デビュー作『金字塔』(1997) から『ERA』(2000)まで、すげえやばい。

君ノ声


ゲルニカ


ここにいる


主題歌


More

by ichiro_ishikawa | 2011-04-06 01:41 | 音楽 | Comments(2)