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Taxi

やはり相当名曲。

デフ・スクール「Taxi」

by ichiro_ishikawa | 2011-10-28 01:50 | 音楽 | Comments(0)  

兄 小林秀雄との対話ー人生についてー

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 1970年に講談社現代新書から出て今や絶版となっていた高見沢潤子『兄 小林秀雄との対話ー人生についてー』が講談社文芸文庫に入った。
 小林秀雄の妹であり、「のらくろ」田河水泡の妻である作者が、兄・小林秀雄の生き方・考え方を、わかりやすく伝えるために、兄との対話・質問を繰り返し、その人生観・人間観を描いた最強の小林秀雄読本。
 小林秀雄を難しいと敬遠している「考える素人」は、ここから入るといい。ただしその後、原典に戻るべし。詩を散文に翻訳したものを読んで「意」だけを了解して「姿」を見ないのは、片手落ちどころか、実は何も得ていないに等しい。大事なのは言葉の「姿」だ。

 ちなみに高見沢潤子の筆による小林秀雄読本は、ほかに、『兄 小林秀雄』(新潮社、1985年)、『生きること生かされること―兄小林秀雄の心情』(海竜社、1987年)、『続 生きること生かされること―兄・小林秀雄の真実』( 海竜社、1989年)、『生きることは愛すること―兄 小林秀雄の実践哲学』(海竜社、1993年)、『人間の老い方死に方―兄小林秀雄の足跡』( 海竜社、1995年)と5冊ある。

by ichiro_ishikawa | 2011-10-27 01:30 | 文学 | Comments(0)  

60-70年代のフォークソング

「東京イエローページ」(1989-90)の第1期最終回。


 古井戸の歌をはじめとする60-70年代のフォークソングのたいていは、竹中直人を通して知った。「デートソング」(「勝手にウッドストック2011」でバンバンバザールが仲井土麗市とともに披露)然り、岡林信康「山谷ブルース」然り。
 唯一、誰の何という曲か未だ分からないのが、「恋人いてーもいなくても、いるよな顔してハンドル握〜るよ〜♩」というこの歌。ある番組で竹中が唐突にこう歌った直後、「大門まさあきで〜す」と言うのだが、ウィキペディアによると、大門正明は俳優で、歌を歌ってはいないようなので、彼が出演していた数多くのドラマのどれかの主題歌かと見当はつけている。原曲を聴きたい。

by ichiro_ishikawa | 2011-10-19 00:37 | 音楽 | Comments(0)  

「フクシマ」論



東電・〈原子力ムラ〉の不合理や不条理の暴露に励む者。
ひたすら放射線や自然エネルギーに関する知識・情報を収集しては周りに披露しようとする者。
そこかしこに救国のヒーローをでっち上げて感傷にひたろうとする者。
福島の地元住民を一方で「自分たちで使うわけではない電力を作ってきたのにこんなことになってしまってかわいそう」と「良心派」ぶり、他方で「結局補助金とかジャブジャブもらってたんだから自業自得でしょ」と「リアリスト」ぶる人々。

そうしたすべての人々や、知的負荷をかけない単なる「ノリ」で、思索した気になっている人の眼を開かせる。

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「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか
開沼博
(青土社 2011年6月16日発行)

明治維新以降の近代化全体の構造というアングルから、日本の戦後成長を支えてきた「無意識のうちで是としているもの」を解き明かそうとする良書。

by ichiro_ishikawa | 2011-10-10 23:09 | 文学 | Comments(1)