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プレスリリース「多忙の理由」


俺は何故多忙か? 貧乏暇なしか?
答えは単純で、やる事ベスト5が数多あるからだ。
だのに、その大半は金に繋がっていないからだ。
例えば、先日のスクイーズのギロッポンギグでみた激地味渋名曲「ジ・エレファント・ライド」を反芻するためにApple Musicで収録アルバム『スウィーツ・フロム・ア・ストレンジャー』(1982)を紐解く。するとそのデラックス盤なるものが存在している事に気づく。中身はというとクソ名曲「ヒズ・ハウス、ハー・ホーム」のデモヴァージョンが入っているではないか。その他、10曲以上知らなんだ曲やらヴァージョン違いやらが追加収録されているっていう。ということは、それらの出所来歴みたいなものを一曲一曲辿って、スクイーズ全キャリアの中での位置付け、アルバム自体の評価などを更新していかねばならない。
そのためには当然一曲一曲を丹念に聴いていかねばならない。


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スクイーズ5th『sweets from a stranger』
このアルバム後一時解散、ディフォード&ティルブルックのデュオ作を挟み、1985年に激渋名作『Cosi Fan Tutti Frutti 』で復活する。そんな過渡期的アルバムでスクイーズ前期の中では一般的評価は低いが、コステロ参加の代表曲「Black Coffee in Bed」以外にもなかなかどうして佳曲が並ぶ。


スクイーズの「ジ・エレファント・ライド」をきっかけにこれだけの事態が発生するわけで、これがあとどれだけあるんだっていう話である。
もちろんスクイーズだけではないし、イギリスだけでもないし、欧米だけでもない。また、映画や文学においても同様の事が起こるわけで、おまけにもはや僅かながら新作の類にも触れているわけだから、1日何時間あっても不足だ。

かつこの他にゴトシという人殺しにちかい作業をこなしていく必要がある。これは他者ありきの行為だから、時間配分としては最優先される。

なお当然、この合間に睡眠、エサ摂取、排泄、シャドウボクシングといったルーティンもある。

このうち対価が発生するのは他者ありきのゴトシのみ。

以上、貧乏暇なしの理由分析まで。

by ichiro_ishikawa | 2016-04-27 09:35 | 音楽 | Comments(0)  

スクイーズ来日ギグ

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グレン・ティルブルックがスクイーズとして10数年ぶりの新作『Cradle To The Grave』を提げたライブをビルボード東京で行った。なぜにビルボード東京? 吉祥寺のライブハウスでやってくれよ。しかもクリス・ディフォードが居ないのでティルブルック&ヒズ・バンドの様相。
とはいえ、貴重なスクイーズのライブということで観に行かざるをえなかった。
ハイライトは「Some Fantastic Place」のギターソロ。
ソロのライブではアクースティックギターでここのところを無理やり演っていたので、ぜひCD通りのエレクトリックソロが聞きたかった次第。


収穫は激地味渋名曲「Elephant Ride」が聞けた事だ。1時間15分という短すぎるセットリストを挙げん。

1. Hourglass
from Babylon and On (1987)


2. Another Nail From My Heart
from Argy Bargy (1980)


3. Only 15
from Cradle To The Grave (2015)


4. Beautiful Game
from Cradle To The Grave (2015)


5. Some Fantastic Place
from Some Fantastic Place (1993)


6. The Truth
from Play (1991)


7. Nirvana
from Cradle To The Grave (2015)


8. Elephant Ride
from Sweets from a Stranger (1982)


9. Pulling Mussels from a Shell
from Argy Bargy (1980)


10. Everything
from Cradle To The Grave (2015)

11. Labelled with Love
from East Side Story (1981)


12. Slap & Tickle
from Cool For Cats (1979)


13. Black Coffee In Bed
from Sweets from a Stranger (1982)


14. Goodbye Girl
from Cool For Cats (1979)


encore

15. Take Me I'm Yours
from Squeeze (1978)


by ichiro_ishikawa | 2016-04-26 00:20 | 音楽 | Comments(0)  

追悼 プリンス

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俺がプリンスをどれだけ好きかと言えば、

・当然全アルバムを持っている
・ベストも持っている
・ダウンロード系は追えていない
・1993年9月ロンドンでの秀逸なライブを観ている
・『パープルレイン』を公開時劇場で観ている
・『プリンス論』とかが出ると嫉妬する
・6月7日の誕生日が同じ

と、つまり相当好きなわけだ。
コアファン中のコアファンではないが、
コアファンの末席ぐらいにいる。
特に80年代の全アルバムは凄まじく好きだ。

合掌

concert in 1982

by ichiro_ishikawa | 2016-04-23 13:31 | 音楽 | Comments(0)  

氷室のソウル ベスト5 

氷室のソロは、BOØWYのビートを取っ払ったところでのロックの追求がテーマであり、歌唱力が露呈するミディアム、スローな楽曲で如何に勝負できるかというチャレンジの歴史でもある。
その達成、つまりは氷室の色気を以下に示さん。
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アーバンソウル・ベスト5

MISTY(Single、『Neo Fascio』1989)


CRIME OF LOVE(Single、『Higher Self』1991)



VELVET ROSE(『Higher Self』1991)


YOU’RE THE RIGHT(『Memories Of Blue』1993)


Memories Of Blue(『Memories Of Blue』1993)


Good Luck My Love(Single、『Memories Of Blue』1993)


Urban Dance(Single、『Memories Of Blue』1993)


LOST IN THE DARKNESS(『Shake The Fake』1995)


DON’T SAY GOOD BYE(『Shake The Fake』1995)


MISSING PIECE(『MISSING PIECE』1996)

IF YOU STILL SHAME ME(『MISSING PIECE』1996)


ミッドナイト・イヴ(『MISSING PIECE』1996)


Still The One(『MELLOW』2000)


Believe(『MELLOW』2000)


Silent Blue(『MELLOW』2000)


So Far So Close(『MELLOW』2000)


TENDERLY( 「SLEEPLESS NIGHT~眠れない夜のために~ 」1999)


REVOLVERBallad〜La Pluie』2001


Be Yourself( 『20th Anniversary ALL SINGLES COMPLETE BEST JUST MOVIN' ON 〜ALL THE-S-HIT〜』 2008)




スローバラード・ベスト5

DEAR ALGERNON(『Flowers For Algernon』1988)


ALISON(『Flowers For Algernon』1988)



LOVE SONG(『Neo Fascio』1988)


Lover's Day(single 1989)


MOON(『Higher Self』1991)



RAINY BLUE(『Higher Self』1991)


STORMY NIGHT(『Higher Self』1991)




番外編:カバー・ベスト5

1.Passion(1986「夜のヒットスタジオDelux」/早見優)


2.Close Up(1986「夜のヒットスタジオDelux」/中山美穂)


3.時間よ止まれ(1981-84?、闇テープ/矢沢永吉)
4.Accidents Will Happen(1989「MISTY〜微妙に〜」/Elvis Costello)
5.たどりついたらいつも雨ふり(1988「DEAR ALGERNON」/モップス)
6.SUFFRAGETTE CITY (1988「DEAR ALGERNON」/David Bowie)


by ichiro_ishikawa | 2016-04-18 23:59 | 音楽 | Comments(0)  

ビル・エヴァンス 1968年 幻のスタジオ録音盤リリース

 1968年『モントルー・ジャズ・フェスティヴァルのビル・エヴァンス』と同メンバー(エディ・ゴメス bass、ジャック・デジョネット drums)のトリオによる、そのモントルーでのパフォーマンスの5日後に演奏された幻のスタジオ録音が発掘、リリースされた。

 限定盤LPが欲しいが不可分所得不足のため買えず。apple musicで我慢。
 大音量で24時間聴いていたいが、貧乏暇なしで通勤時の僅かな時間でしか聴けず。
 40も過ぎたら、自宅のオーディオルームで紫煙を燻らせながらひたすら音楽を聴く生活になる予定だったが、どこで狂ったか。

Some Other Time: The Lost Session from The Black Forest<限定盤>
Bill Evans
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by ichiro_ishikawa | 2016-04-13 08:01 | 音楽 | Comments(0)  

連載 小林秀雄が考えるように考える 1


「本居宣長」に、「死者は去るのではない。還って来ないのだ」 という言葉がある。
平易だがよくよく考えると難解な言葉だ。
去ると還らないは結果、同義ではないか。何だか煙に巻かれたようだ。

この、結果、を持ち出すのが我々の悪い癖である。
結果を求める。

去る、と還って来ない、は全く違う。

どう違うか。

全体の中でワンフレーズを切り取って考えてみてもしょうがないのだが、
小林秀雄は全編サビでできた散文詩なので、切り取ってもよい。

とはいえ、続きを見てみる。

「死者は去るのではない。還って来ないのだ。と言うのは、死者は、生者に烈しい悲しみを遺さなければ、この世を去る事が出来ない、という意味だ。それは、死という言葉と一緒に生れて来たと言ってもよいほど、この上なく尋常な死の意味である。」

つまり、これは
美しい花がある、花の美しさ、というようなものはない。と同じことを言っているのではないか。



by ichiro_ishikawa | 2016-04-12 21:08 | 文学 | Comments(0)  

俺のiPhone


俺のiPhoneは、充電が毎分1%ずつ減っていくタイプのものだが、
つまり100分で切れるバージョンを使っているのだが、
それを選んだ覚えはない。

常に結構な重量の内臓バッテリー充電器とコンセントケーブルをセットで持ち歩いているから、いつもポッケがパンパンであることに加え、充電切れにおびえながら過ごしている。
不便な世の中になったものだ。

by ichiro_ishikawa | 2016-04-12 08:50 | 日々の泡 | Comments(0)  

朝型と俺


念願の朝6.00起きが習慣づいた効用は大きい。

まず朝は空気が良い。
そして、遅刻をしなくなる。
40をとうに過ぎても遅刻するし、
しかもその理由の100%は俺の場合は寝坊なわけだが、
大抵もう起きてるわけだから遅刻もしないという寸法だ。

そして、夜眠くなる。
逆算していくと22.00には就寝準備に入らねばならないため、ゴトシを、どんなに量があっても18.00にはピタッと終わらせる必要が出てくる。
となると寸暇が惜しまれる。
したがって日中の俺は時間がきわめて貴重だ。
無駄なことをしている暇はない。

というわけで、俺なりの時間節約術はこうだ。

・コートは脱ぎながら衣文掛けにむかう。
・道は内内を回り経済コースをとる。

この2点で、1日あたり1時間は短縮できるのだった。
周りを見てると、みな結構遠回りをしている。
内内を回るだけでぐんぐん人を追い越していくのがわかる。
みな暇なんだな。

by ichiro_ishikawa | 2016-04-12 08:07 | 日々の泡 | Comments(0)  

不安について


不安や、傷つきやすい自分の表現が文学、あるいは文学的な歌詞、と思われているが、本来、文学とは明るく、前向きで健康的なものだ。
哀しみはある。
明るく前向きという事がすでにどこか哀しい。

不安だ、傷ついた、など言うのは、自分の事しか考えていないからだ。もっと人の事を、人の事ばかりを考えていれば、不安だのどうだのと、くよくよしている暇はないはずだ。

内省も重要か。
鏡を通してしか自分の顔を知りえないように、ましてそも目に見えない「内面」は、他者という他人、もの、ことにぶつからねば分からない。

というようなことをどこかで小林秀雄も書いていた。

by ichiro_ishikawa | 2016-04-12 07:20 | 文学 | Comments(0)  

BOØWY解散の理由

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 なぜBOØWYは、『BEAT EMOTION』(1986)~『PSYCHOPATH』(1987)で人気絶頂に達しこれからさらにファンを増やすというタイミングで解散(1987年12月24日)したのか。

 30年近く経った今もよく質問されるし、ネットではまとめサイトまであって、子ども電話相談室的なヤフー質問箱などでも無邪気な投稿が数多ある。そのベストアンサーに氷室と布袋の不仲が挙げられているのを見るにつけ、6人目の元BOØWYの俺としては(5人目は故土屋浩。4人目はまこっちゃん)、本当の所を書いておかねばならないと思い、以下、したためん。

 高橋まことと松井恒松と布袋寅泰と氷室京介が、4人が4人でしかできなかったことをやってきて、それが達成されたからである。

 アルバムで言えば、『BEAT EMOTION』(1986)。ライブで言えばROCK'N ROLL CIRCUS TOUR、とりわけ最終日1987年2月24日の日本武道館にて達成。
 つまり1988年4月5、6日のLAST GIGSは言わずもがな、1987年夏のGIGS case of BOØWYや、アルバム『PSYCHOPATH』(1987)、続くDR.FEELMAN'S PSYCHOPATHIC HEARTS CLUB BAND TOURはおまけである。
 『BEAT EMOTION』で(厳密にはその前の『JUST A HERO』も含め)到達した事をもう一度やってみてもやはりその達成を「キープ」できた事を自らに証明してみせたわけだ。
 そして、ポピュラリティをキチッとした形で獲得できることを、『BEAT EMOTION』がまぐれでないことを、あえてもう一度証明した、名実共に証明した、そういうわけだ。

 BOØWYのそして氷室のロック美学は、常に進化、深化していくことである。キープはロックではないのであった。
 氷室が身体の不如意により今年の5月でのソロ引退を表明したことも全く同じ理由による。
 ちなみに再結成しないことも同じ理由である。
解散は氷室京介の強い意向であり、メンバーも氷室を尊重し、また強く同意したが故の、バンドとしての決断である。

 氷室はこれをかっこいいと思い、その後もそのように生きた。かっこいい、がロックの根本であり、そうしたかっこよさを、誰よりもとことんまで追求していった。
 このかっこよさは氷室が思うところのかっこよさであり、それ以外に含むところはない。
 これをかっこいいと感ずるかダサいと思うか、どうでもいいと吐き棄てるかは受け手の自由。ただ、その徹底ぶり、覚悟の深さは、誰がみてもかっこいいのではと思う。
 ちなみにそうしたことをこうして語っていることはあまりかっこいいとは言えまい。氷室じゃなくてよかった…。

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by ichiro_ishikawa | 2016-04-12 07:14 | 音楽 | Comments(0)