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80年代歌謡史 その4 とんねるずと中山美穂


とんねるず登場、中山美穂デビュー

1985

原色ポップの狂騒


すでに「ぴょん吉ロックンロール」でレコードデビューを果たしてゐたとんねるずが、「オールナイトフジ」でのブレイクを機に、「一気!」で再デビュー。

1985年、2年目の吉川晃司と共に男性歌謡界を席巻していく。さらに4月には「夕やけニャンニャン」といふ主戦場も得て、既成の歌謡システムに揺さぶりをかける。


6月には中山美穂がデビュー。お色気ドラマを主演し、ヤンマガの人気不良漫画の映画化「ビーバップハイスクール」でヒロイン泉京子を演じ、「なんてったってアイドル」でアイドルシステムを対象化した小泉今日子と共に、清純アイドルとは違うロックテイストのアイドルとして聖子、明菜の二強時代に楔を打ち込む。



1984年12月5日

一気!/とんねるず(22,23歳)



1984年12月21日

The Stardust Memory/小泉今日子



1985年1月11日

You Gotta Chance 〜ダンスで夏を抱きしめて〜/吉川晃司



1985年1月30日

天使のウィンク/松田聖子



1985年3月8日

ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕/中森明菜



1985年4月1日

夕やけニャンニャン放送開始



1985年4月10日

常夏娘/小泉今日子



1985年4月21日

青年の主張/とんねるず



1985年4月23日

にくまれそうなNEWフェイス/吉川晃司



1985年5月9日

ボーイの季節/松田聖子



1985年6月8日

ハートブレイカー/小泉今日子(「KYON2」名義)



1985年6月19日

SAND BEIGE -砂漠へ-/中森明菜



1985年6月21日

「C」 /中山美穂



1985年7月25日

魔女/小泉今日子



1985年8月1日

PASSION/早見優



1985年9月5日

雨の西麻布/とんねるず



1985年9月25日

RAIN-DANCEがきこえる/吉川晃司



1985年10月1日

生意気 /中山美穂



1985年10月9日

SOLITUDE /中森明菜



1985年11月21日

なんてったってアイドル/小泉今日子



1985年11月21日

ダンシング・ヒーロー (Eat You Up)/荻野目洋子(16歳、デビューは1年前)



1985年12月5日

BE-BOP-HIGHSCHOOL/中山美穂


by ichiro_ishikawa | 2017-11-01 00:18 | 音楽 | Comments(0)  

80年代歌謡史 その3 吉川晃司登場


最後のアイドル、吉川登場

1984

歌謡曲とロックの融合時代



1984年、いきなり映画主演と主題歌、といふナベプロが放つた超大型アイドル吉川晃司がデビューする。


比較的小柄な優男であるジャニーズ系男子とかわい子ちゃんアイドルたちが楽しく騒いでゐるところへ、バタフライで殴り込み、180cmといふ長身でバック宙、足上げ、プール飛び込みと暴れまくる吉川。清く正しく美しいアイドル歌謡界に風穴を開けた。

最終アイドル吉川の登場は、その内包するロックテイストによりアイドル歌謡界の終焉を孕んでゐた。



1984年1月1日

クライマックス御一緒に /小泉今日子(「あんみつ姫」名義)


1984年1月1日

北ウイング/中森明菜



1984年2月1日

Rock'n Rouge/松田聖子



1984年2月1日

モニカ/吉川晃司(18歳)



1984年3月21日

渚のはいから人魚/小泉今日子



1984年3月31日

誘惑光線・クラッ! /早見優



1984年4月11日

サザン・ウインド/中森明菜



1984年5月10日

時間の国のアリス/松田聖子



1984年6月1日

サヨナラは八月のララバイ/吉川晃司



1984年6月21日

迷宮のアンドローラ/小泉今日子



1984年7月25日

十戒 (1984) /中森明菜



1984年8月1日

ピンクのモーツァルト/松田聖子



1984年9月10日

ラ・ヴィアンローズ/吉川晃司



1984年9月21日

ヤマトナデシコ七変化/小泉今日子



1984年11月1日

ハートのイアリング/松田聖子



1984年11月14日

飾りじゃないのよ涙は/中森明菜


by ichiro_ishikawa | 2017-11-01 00:15 | 音楽 | Comments(0)  

80年代歌謡史 その2 小泉今日子と中森明菜


小泉、明菜デビュー

1982-83

才能が続々輩出、アイドル全盛時代



80年代の幕開けがキラキラしてゐるのはひとえに松田聖子の登場による。キャンディーズ解散、ピンクレディー失墜、山口百恵引退といふ70年代が醸す「終焉感」が、「何かの始まり」へとガラリと一転した。

1980〜81年の2年間、松田聖子の独壇場であつた歌謡界に、3月に小泉今日子、4月に早見優、そして5月に中森明菜と、続々と対抗馬が輩出する。82〜83の2年間は清く正しく美しいアイドル歌謡の全盛期である。



赤いスイートピー/松田聖子



1982年3月21日

私の16才/小泉今日子(16歳)



1982年4月21日

渚のバルコニー/松田聖子



1982年4月21日

急いで!初恋/早見優(15歳)



1982年5月1日

スローモーション/中森明菜(16歳)



1982年7月5日

素敵なラブリーボーイ/小泉今日子



1982年7月21日

小麦色のマーメイド/松田聖子




1982年7月28日

少女A/中森明菜



1982年9月21日

ひとり街角/小泉今日子



1982年10月21日

野ばらのエチュード/松田聖子



1982年11月10日

セカンド・ラブ/中森明菜



1983年2月3日

秘密の花園/松田聖子



1983年2月5日

春風の誘惑/小泉今日子



1983年2月23日

1⁄2の神話/中森明菜



1983年4月1日

夏色のナンシー/早見優



1983年4月27日

天国のキッス/松田聖子



1983年5月5日

まっ赤な女の子/小泉今日子



1983年6月1日

トワイライト -夕暮れ便り-/中森明菜



1983年7月21日

半分少女/小泉今日子



1983年8月1日

ガラスの林檎/松田聖子



1983年9月7日

禁区/中森明菜



1983年10月28日

瞳はダイアモンド/松田聖子



1983年11月1日

艶姿ナミダ娘/小泉今日子


by ichiro_ishikawa | 2017-11-01 00:12 | 音楽 | Comments(0)  

80年代歌謡史 その1 松田聖子、降臨

何度も書いてきてゐるやうに、1980年はポップ全盛で、それは松田聖子のデビューで始まり吉川晃司、BOØWY、長渕剛によるシーンのロック化により終焉する。  

そのゴールデンポップディケイド、重要人物をあげればキリがなく、分厚い本二巻分になるので、ここでは象徴的、主要人物を絞り、概説とする。登場するのは以下の通り。  

※(  )は俺が中1のときの想定学年  


とんねるず

    石橋 貴明 1961年10月22日生まれ(社1)

    木梨 憲武 1962年3月9日(社1) 

松田 聖子 1962年3月10日(社1) 

中森 明菜 1965年7月13日(大1) 

吉川 晃司 1965年8月18日(大1) 

小泉今日子 1966年2月4日(大1) 

早見 優 1966年9月2日 (高3) 

荻野目洋子 1968年12月10日(高1) 

中山 美穂 1970年3月1日(中3)  


以下、それぞれの活動の象徴としてのシングルを、発売日順に追つてみる。 当時シングルは年4といふサイクルであり、売り上げが落ちる頃に新譜を出すことで、ザベストテンなどのランキング生放送番組にずつと出てゐるといふ状態が作り上げられてゐた。 

なお一年の集大成はレコード大賞であり紅白歌合戦であつた。テレビが最強メディアで、一家に一台を家族全員で観るといふのが一般的であり、つまりヒットソングとは大人から子供までみんなが知つてゐる国民的な歌といふものであつた。

80年代後半になると、それまでは一部の存在であつたテレビ出演を拒否するニューミュージック、ロック勢がランキングに大挙するやうになり、昭和の歌謡システムは崩壊して行く。   

※早見優と荻野目洋子は楽曲クオリティが玉石混交のため玉のみを記載。 

※太字はS級楽曲。



ポップ幕開け

1980-81 

聖子登場、一強時代


1980年4月1日

裸足の季節/松田聖子(18歳)



1980年7月1日

青い珊瑚礁/松田聖子



1980年10月1日

風は秋色/松田聖子


 

1981年1月21日

チェリーブラッサム/松田聖子



1981年4月21日

夏の扉/松田聖子



1981年7月21日

白いパラソル/松田聖子



1981年10月7日

風立ちぬ/松田聖子




by ichiro_ishikawa | 2017-11-01 00:10 | 音楽 | Comments(0)  

中森明菜 1982-1986

ニューミュージック、フュージョンの70年代からパンク、ニューウェーブの80年代へといふ流れの表舞台では、山口百恵、キャンディーズ、ピンクレディーから松田聖子へといふ主役交代劇が行われていて、それは俺史における幼稚園、小学校低学年から高学年へといふ推移の中にあつた。
1985年には歌謡界とロック界は垣根が無くなり、1986年、ボウイの大ブレイクによりロックが歌謡曲を凌駕するわけだが、それはまさにビートルズが起こしたポップ革命と相似で、つまりビートルズを用意したブリルビルポップとボウイを用意した80年アイドル歌謡といふものは同質のものがある。
つまり作詞作曲編曲者、バックミュージシャン及び事務所やレコード会社、メディアサイドの卓越したプロデュース力に支えられ、アイドル歌手といふ黄金が花開いたのが80〜84年である。

松田聖子、中森明菜、小泉今日子、中山美穂が四天王で、荻野目洋子と早見優を加へた6人が、なんと言つても超一流アイドルであらう。
実のところは中山美穂と小泉今日子、荻野目洋子あたりがリアルタイムで、早見優、そして松田聖子と中森明菜は、リアルタイムで好きになるには自分が幼少過ぎたため、40を超えてから再発見したのであつた。
特に中森明菜はごく最近のことである。
ミッツ・マングローブやマツコ・デラックスの明菜崇拝ぶりとともに当時の映像をyoutubeでみるにつけ、これはやはり聖子級であり、聖子にとつての明菜とは、ビートルズにとつてのストーンズ的な、まさに二大レジェンドと称するに相応しいことが決定的となつたのであつた。

全盛期は16歳のデビューから21歳まで。1982年から1986年までである。初期の、清純とツッパリの交互攻勢といふ戦略も特筆に値する。
以下にその軌跡を辿らん。


スローモーション
1982年5月1日 
作詞・作曲=来生えつこ・来生たかお


少女A
1982年7月28日
作詞・作曲=売野雅勇・芹澤廣明


セカンド・ラブ
1982年11月10日
作詞・作曲=来生えつこ・来生たかお


1⁄2の神話
1983年2月23日
作詞・作曲=売野雅勇・大沢誉志幸


トワイライト -夕暮れ便り-
1983年6月1日
作詞・作曲=来生えつこ・来生たかお


禁区
1983年9月7日
作詞・作曲=売野雅勇・細野晴臣


北ウイング
1984年1月1日
作詞・作曲=康珍化・林哲司


サザン・ウインド
1984年4月11日
作詞・作曲=来生えつこ・玉置浩二


十戒 (1984)
1984年7月25日
作詞・作曲=売野雅勇・高中正義


飾りじゃないのよ涙は
1984年11月14日
作詞・作曲=井上陽水


ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕
1985年3月8日
作詞・作曲=康珍化・松岡直也


SAND BEIGE -砂漠へ-
1985年6月19日
作詞・作曲=許瑛子・都志見隆


SOLITUDE
1985年10月9日
作詞・作曲=湯川れい子・タケカワユキヒデ


DESIRE -情熱-
1986年2月3日
作詞・作曲 阿木燿子・鈴木キサブロー



by ichiro_ishikawa | 2017-10-28 22:57 | 音楽 | Comments(0)  

ジェニーハイ

いま最も楽しみな新人バンド、バズーカバンド改めジェニーハイ始動。
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なんと川谷絵音Pがギターで自ら加入。中嶋イッキュウと川谷だけですでにユニットとして完成してゐるところに、現代音楽の新垣隆のキーボードといふこの上ないスパイス。小藪とくっきーといふ巨漢芸人のドラム&ベース。いろいろな技を使へさうな、これはすげえバンドだ。





by ichiro_ishikawa | 2017-10-17 02:34 | 音楽 | Comments(0)  

ゲスの魅力


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最近とみに書いて来た通り、ゲスの極み乙女。に今ごろハマつてしまつてゐるのだが、「は?」「ジャリタレJポップぢやん」「終はつたな」「そもボウイ長渕好きだもんな」といつた非難めいたリアクションを、センスのよい、分かつてゐる人達から多く受けるにつけ、ゲスがどういいか、誰もが思ふことの範囲を出ないが、以下にまとめておかむ。

演奏
普通に演奏が上手。特にキーボード、ピアノ。
各パートのフレイズもいい。
歌もうまい。発声、声質も実はいい。
全作詞作曲を手がける川谷の陣頭指揮が光るも、ワンマンバンドではない。


歌詞
歌詞がいい。言葉の斡旋、時代の気分の掬い取りがいい。意外と甘くない。男気溢れるロック。
言葉のリズムの乗り方がいい。ラップ部、コール&レスポンス部、コーラス部、メロディ部すべて。


曲の構成がいい。主にイントロ、ラップ、コール&レスポンス、ブリッジ、サビ、間奏、アウトロといつた要素が各楽曲に惜しみなく配置され、サビも3種類ぐらい贅沢に盛り込まれてゐたりもする。品数が多い、高い方のコース料理の様相。出てくる順番、並びも周到。

メロディが抜群。リピートに耐える普遍的なグッドメロディ。

女性陣コーラスの入り方、コール&レスポンスなどオカズ的な部分の練りこまれやうが楽しい。

ラップ部、メロディ部共にリズム感がいい。意外と腰に来る。ベースとドラムのグルーヴ、鍵盤、ギターのカッティングに切れ味がある。

鍵盤の醸すコードがよい。ジャズ的なテンションが加味されてゐる。


ビジュアル、人
各メンバーのキャラがいい。ユーモアあり。アー写のポーズや衣装もセンスがよい。
特にボーカルは、バズーカバンドのプロデュースなる企画での小藪やクッキーとのやりとりもよい。切り返しやコメントも、秀逸。

ボーカルが俺が嫌いなヒョロイ文系優男風だが、意外と精神的骨太でパンクスピリット溢れる。前髪をおろしているのも似合つてゐるからよしとする。パーカーもスルーできる。メガネをかけてないのが救い。まあかけててもよいが。

ドラムのツラと態度がよい。ロック的な美人。

鍵盤のツラと動きがよい。ビジーフォーでいふ紅一点的な味。

ベースの太め感が安定味あり。ひとりデカいデブがゐるとバンドはしまる。湘南爆走族の原沢的な。



by ichiro_ishikawa | 2017-09-13 09:04 | 音楽 | Comments(0)  

与党の仲間入り


生まれてこのかた40年以上、常に「俺の好きなものはどこかマイナー」だからなのか、世間において万年野党といふか、「好んで常用してたものが需要の少なさから生産中止」的な、居心地が悪いといふか不便な生活を余儀なくされてきた。

しかしここに来て、誰もが愛する世間のど真ん中、どメジャーなゲスの極み乙女。を好きになつたおかげで、普通の人(与党)と普通の会話ができるやうになつた(まだしてないが)。常用の整髪料が全ドラッグストア、全コンビニ、あまつさえ全キヨスクで手に入る感じ。そんな生きやすい状況になつた。

カラオケにて、すげえ歌ひてえが誰も知らないし盛り上がらねえといふ心配をすることがなくなり(カラオケは行かないが)、歩きながら口笛でゲスを吹けば、「お?ゲスだね」と道行く人といふ人から笑みを返される状況。
あー、生きやすい。



by ichiro_ishikawa | 2017-09-12 22:33 | 日々の泡 | Comments(0)  

ゲスの極み乙女。ベスト5


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ゲスの極み乙女。を知つて一週間。まだどんな出自でいつデビューしてなど基礎情報も知らない状態での、「俺の中での接触初期」時のベスト5。







by ichiro_ishikawa | 2017-09-09 23:23 | 音楽 | Comments(0)  

私以外私ぢやないの


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1998年以降にデビューした日本のミュージシャンは、名前ぐらいは認知してても、メンバーの年代や編成、どんな感じの音楽かを知らないといふ意味で、その殆どを知らないが、ゲスの極み乙女。といふバンドも、その特殊なネーミングから、名前と、それがバンドであるといふことは認知していたが、いはゆるベッキー事件で初めて川谷何某といふ人の存在及びビジュアルを知つた次第で(ワイドナショー on youtube)、その音楽は聴いたこともなかつた。

そんな中、昨日やはりyoutubeにて、スカパー系の番組の企画での「小藪がゲスの極み乙女。のある曲のドラムを叩いてみる」といふシーンを観た。
小藪がドラムができることを知らなかつたため、興味深く見入つてしまつたのだが、同時にそのドラムのフレイズとバックで聴こえるオリジナルの曲に少し惹かれた。この企画は番組発で結成したバンドのプロデュースを川谷が行ふといふもので、川谷当人も出演してゐて、ついでにその動いてる川谷にも好感を持つた。なるほどこれはモテさうだ。

それで、当然のように関連動画で上がつてきたゲスの極み乙女。のPVと、ドラムがマイクのモニタリングをしている動画を観たところ、その小藪が叩いてゐた「私以外私じゃないの」といふ曲がやはり結構いいことに気づいた。ドラムとベース、キーボード/ピアノがいいと思つた。そして実はタイトルに「おやっ?」となつてゐた事も告白しておかねば嘘になる。
私以外、私ぢやない、か…。
さらに、
わたしいがい、わたしぢやないの
ピタッと五七調である。
(がい、ぢや、は一音カウント)

初めはギターとボーカルが好みぢやなかつたが(基本的にリーゼントでケンカが強そうぢやないと興味が湧かない)、ずつとリピートで聴いてゐたら、このギターボーカルがリーダーだなと納得。言葉と音、センスが良くて味がある…。

といふわけで、ゲスの極み乙女。「私以外私じゃないの」が、まさかの目下のヘビーローテションとなつてしまつた。かたじけない。



by ichiro_ishikawa | 2017-09-07 09:17 | 音楽 | Comments(0)