『八つ墓村』と俺


ひよんなことから1977年松竹・映画版『八つ墓村』をネットで鑑賞。

80年代初め、小学校の時にテレビ放映していたのを観た際、夏八木勲扮する落武者の生首などが恐ろしすぎて、多くの鑑賞者同様トラウマ気味になつていたのだが、いちばん恐ろしいのはやはり山崎努扮する田治見要蔵が気狂つて桜並木の下を疾駆し大量殺人へと向かふシーンだ。

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横溝正史の原作にインスピレーションを与へた、昭和13年に実際に起こつた津山事件における犯人の実際の出で立ちだといふこの格好が恐ろしい。
ドラマや漫画も含めた全バージョン中、この山崎努が一番怖い。


山崎努=気狂い大量殺人者といふイメージが俺の中で固定されてしまつた。今ではおそらく公開、放送できないだらう。ちなみに影丸穣也の漫画版も傑作だ。


日本の田舎の古い因習、といふのは凄まじく怖い。


わたしは田舎をおそれる
(「田舎を恐る」萩原朔太郎『月に吠える』)



by ichiro_ishikawa | 2017-06-28 14:06 | 映画 | Comments(0)  

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