意味のない世界


芸術、アートを見渡しても言葉を素材とするあらゆる表現には当然意味が溢れてゐるし、抽象画のやうなものでも、そこに作者の何らかの意図みたいなものがある、といふ想念から逃れることは簡単ではない。

その点、ジャズはよい。特にビーバップ以降のいはゆるモダン・ジャズは、ひたすら音の芸術を追求してゐて、そこに意味が想起されてくることがなく、特によい。タイトルは便宜上のものと思へばよい。一番よいのは、Gマイナーブルーズなどと、記号といふか決め事そのものがタイトルになつてゐるものだ。

そしてそれは意味から逃れる唯一のものだらう。



by ichiro_ishikawa | 2017-09-03 00:58 | 音楽 | Comments(0)  

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