「BRUTUS」山下達郎サンソン25周年特集


「BRUTUS」2018/02/15号が、FM東京『山下達郎のサンデー・ソングブック』の放送開始25周年記念「山下達郎のブルータス・ソングブック」といふことで即購入。

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1,300回を超える放送の中から、達郎自身が22のテーマを厳選し、編集部が文字化した特集で、ライターや音楽評論家や編集者の言葉でなく、達郎自らの言葉で成り立つてゐるところが買ひ。何と言つても達郎の選曲と解説が読みどころ。つまり山下達郎のディープ音楽ガイド本だ。

「聴いたことはあるが確実に知つてゐるわけではない、微妙なところ、中級者向け」と言ふところに、独りよがりではない、伝へる、届ける意志が感じられる。てめえの博識を誇示するのでなく、音楽といふ共有財産を分かち合ひたいといふ、モノホンのポップミュージシャン山下達郎ならではの方針だ。
オタクではなくマニアック。
テーマは以下の通り。ボリュームもよい。

01 ドゥーワップ
02 ジャズ 
03 ジャパニーズロック 
04 バリー・マン&シンシア・ワイル 
05 カーティス・メイフィールド 
06 ジェリー・リーバー&マイク・ストーラー 
07 キャロル・キング 
08 デイヴィッド・ゲイツ 
09 ブルース・ジョンストン 
10 トム・ダウド 
11 テディ・ランダッツォ 
12 ピーター・アンダース&ヴィンセント・ポンシア 
13 ニコラス・アシュフォード&ヴァレリー・シンプソン 
14 ケニー・ギャンブル&レオン・ハフ
15 トム・ベル
16 アリフ・マーディン
17 ロジャー・ニコルス 
18 ジェリー・ラゴヴォイ 
19 エリー・グリニッチ 
20 レイ・ブラッドベリ 
21 岩谷時子
22 ジミー・ウェッブ

達郎ファンは勿論、ポピュラーミュージック愛好家には馴染みのテーマセレクトだが、テーマの解説と選曲が素晴らしく、単純に中級者向けの無難な客観的データの羅列では全くない、読み物(語り物)としてのハイクオリティぶりを保つてゐる。
上記のテーマならもう用はないやもといふ上級者も唸されること必至。反対に殆ど知らないといふライトファンも、Apple Musicなどでちら聴くだけでハマつて行くと思はれる。さすが王道にしてマニアックな「クリスマス・イブ」を作る人である。

早速、Apple Musicにて、上記22のプレイリストを作つて聴いてゐる。殆どあるが、小坂一也や加山雄三といつた日本モノが結構ないのが痛い。



by ichiro_ishikawa | 2018-02-12 11:28 | 音楽 | Comments(0)  

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