齢と俺


30になつたとき、もはや若者ではないと気落ちしたものだが、40も半ばを過ぎたいまとなつては30の自分をおそろしく若かつたなと思つてゐるやうに、年齢への感慨といふのは相対的なもので、てめえを半分隠居の初老と見做してゐるいまも、いざ50代になると「もう引退だ」と嘯きながら、40代の自分を「あんときはまだ若くて何も怖くなかつたな」と、おそらく思ふに違ひない。
で、60になつたら白いあご髭を垂らして老師ぶりながら、50代の自分を「あんときは脂が乗つてて何でも出来たな」と、懐かしむだらう。
で70になつたら「60? 若者じやん」と言うのだらう。

だから、常に予め70目線でいまを見ていかうと思ふ。70からみたいまの40半ば過ぎといふのは、超若者であり、日本代表でまだ全然やれるだろ、といつたところだらう。


by ichiro_ishikawa | 2018-07-04 14:04 | 日々の泡 | Comments(0)  

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