ユーミンからのニール・サイモン

音楽だけでなくYouTubeで出演テレビ番組を隈なく渉猟するほど相変はらずユーミンに首つたけだが、番組では矢沢栄吉や今野雄二やタモリやさんまなどと愉快なトークを繰り広げてをり、そのベシャリの達者さにも感服してゐる。

あるライブのMCで、歌詞作りのネタにニール・サイモンを読んでゐると言つてゐるのが気になり、早速「日本の古本屋」にて『ニール・サイモン戯曲集1〜6』(揃)をゲットン。
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まづ、件のMCでも挙げてゐた、巻2の「第二章」(←タイトル)の第一幕を読了。
アメリカンな洒落た会話で織り成す喜劇。頗る愉快。しかしこれは舞台やドラマや映画にしてしまふと多分21世紀にはベタすぎてつまらないだらう。戯曲ならではの面白さと言へる。
ユーミンの世界の源泉を見るやうだが、これもこのままでは歌詞にはならない。あくまでエッセンスといふかインスピレーションを得るにとどまつてゐると思へる。

ユーミンの歌詞については原稿を改めん。
キーワードは「風景描写」と「フィクション」。恋愛ソングの女王といふキャッチフレーズは全くの的外れ、といふ骨子になる予感。


by ichiro_ishikawa | 2019-04-14 00:43 | 音楽 | Comments(0)  

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