詩について


詩といふものは、古代の祝詞、和歌から現代詩にいたるまで、洋の東西を問はず、連綿と歌われ続けてゐる。よく朗読会、ポエトリーリーディングなるものもあり、たまに行く。

そこでは大抵、ドラムとギターが欲しくなるのであつた。物心ついた瞬間からポップミュージックに出会つてしまつた俺は、もはや詩の朗読に耐えられない。
言ひ換へれば、ポップミュージックがあれば現代詩はいらない。ボブ・ディランの秀逸な歌詞は、その価値の半分を音楽に拠つてゐる。

それでも現代詩は生まれ続けてゐる。
しかしポップミュージックを凌駕する詩に出会ふことは簡単ではない。

楽器による伴奏を必要としない、それ自体が韻律を内包し、活字といふ形においてこそ真価を発揮するもの、さういふ現代詩が渇望される。


by ichiro_ishikawa | 2019-05-20 19:58 | 文学 | Comments(0)  

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