50年の体得

50年近く朝起きて食つて寝てを繰り返してゐると、自ずと体得されるものといふのはあり、「汚れ取り」と「食事」において、一応の結論めいたものがすでに成立してゐる。

まづ「汚れ取り」とは、具体的には歯磨きや食器洗ひや雑巾がけに於いてであり、その際のコツは、「スピード」であることが決定してゐる。
つまり肝心なのは、強さではなく、小刻みに速く動かすこと、である。歯ブラシ然り、スポンジ然り、雑巾然り。
試しに或るガンコな汚れを強くこすつてみても、なかなか落ちないことが分かるだらう。そこで、力は入れずとも小刻みに、速くこすつてみるがよい。みごとに落ちてゐるはずだ。

次に「食事」とは、提供する、される食事のメニューに於いて何が重要かといふことであり、それは「量」であることが決定してゐるのである。
味でも盛り付けでもない。一汁一菜、栄養バランス的なことに於いても、何を置いてもその「量」が最重要ファクターなのであつた、実は。
いくら美味しからうが、盛り付けにセンスが光らうが、栄養バランスが絶妙だらうが、量を間違へれば全て台無し。量が適切ならば、まづからうが、バランスが偏つてようが、オーケーであるといふか、それは美味いしバランスも整つてゐることなる。

カレーが盛りすぎであれば、どんなに美味であつても最後はゲフゲフとなり、「何か最初は良かつたけど、結果そんなでもなかったな」と呟いてゐる自分に気づくだらう。逆に少なすぎれば、「美味かつたがなんか物足りないな、〆にポテチでも食ふか」と、なる。
それが、量がズバリ適切であれば「最高に美味かつたな」となるわけである。

以上。

by ichiro_ishikawa | 2019-05-28 21:30 | 日々の泡 | Comments(0)  

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