2010年 02月 02日 ( 2 )

 

キネマ「高峰秀子特集」


女つながりで高峰秀子特集、鑑賞。

無法松の一生(1958年版)
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浮雲
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いい。

by ichiro_ishikawa | 2010-02-02 17:48 | 映画 | Comments(2)  

感想「或る女の一生」


 昨年末から約1ヶ月にわたったロング&ワインディング“或る女の一生”ロード走破。
 アレクサンドル・プーシキン「オネーギン」(1832年?)→ ギュスターヴ・フローベール「ボヴァリー夫人」(1857年刊)→ レフ・トルストイ「アンナ・カレーニナ」(1877年刊)→ ギ・ド・モーパッサン「女の一生」(1883年刊)→ 有島武郎「或る女」 (1919年刊) と年代順に一気通読(「オネーギン」は、タイトルをむしろタチヤナとすべき、とドストエフスキイが言っていたと小林秀雄が言っていたので、タチヤナを主人公として読んだ)、最後に「アンナ・カレーニナ」再読でしめた。
 すげえ疲労感を覚えた。タチヤナ、エマ・ボヴァリー、アンナ・カレーニナ、ジャンヌ、早月葉子という5人の女の人生にピタリと寄り添ったことで精気を吸い取られた気分だ。

 結果、「アンナ・カレーニナ」がものすげえ。これに比べたら、他作品は主婦ブログみたいなものだ。
 「アンナ・カレーニナ」のすげさは、世界屈指の文豪たちも口をそろえて賞賛しているのでいまさら言わずもがなだが、生涯2度目の通読となった今回、初めて分かった。
 小説は、読む時期でその容貌を変える。いや、変わっているのはこちらか。人妻アンナの苦い女心、これが分かった。分かったというと傲慢で、別に分かるのが目的ではないので、身に染みた、と言おうか。女は深えな。いや、人妻は。いや、アンナか。よく「男は単純」と、女も男も言うが、単純というか弱いのでは? あるいは甘いのでは? いや、人によるな。なにはともあれ、アンナ・カレーニナは、強く苦く美しい。

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by ichiro_ishikawa | 2010-02-02 04:47 | 文学 | Comments(3)