2011年 08月 15日 ( 4 )

 

小林秀雄 全翻訳

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 講談社から昭和56年7月28日に出た『小林秀雄 全翻訳』初版(普及版)をネット古書店にて安価で入手。ちなみに限定版(菊判/背・小口革上製/天金/布貼函入/外函付/毛筆署名・朱番号入)はさすがに今では入手困難。それでも布装上製/函入なのは嬉しい。当時の定価は5,800円。いまの値ごろ感で言えば12,000円といったところか。
 内容は下記の通りだが、新潮社版第五次全集には、アラン「精神と情熱に関する八十一章」、ポオル・ヴァレリイ「テスト氏」、サント・ブウヴ「我が毒」、「ランボオ詩集」という四大翻訳が収められているが、ボオドレエルやジイド、リヴィエールの細かいものまでが一堂に会しているのは有り難い。初出や収録単行本のデータは無論、後記や付記などの情報も親切な郡司勝義による詳細な解題もよい。全870ページ。小林作品の中で最も分厚い。
 編集者のペンであろう帯文のテンションもいい。

 燦爛たる詩想
 質実なる論究
 比類ない
 巨匠小林秀雄の青春が
 全翻訳の火箭となって
 ここに飛ぶ!

 全集などに未収録のまま、今では入手不可能となった諸篇に至るまでその全訳業をまとめ尽くした本書は、時流に洗い去られてなお、日本文学の古典として残る感応と表現の魔術的魅力、時代の精神の交響を広く世に贈ろうとする。
 今後この形で刊行されることはもはやない。


今なら、「もっと大衆に判りやすく」とか言われてボツになるな。何だよ、判りやすくってな。一読してわかるようなものに価値はない。一流なものはすべて難解だ。難解な対象を相手にしてるわけだから。難解だから書くわけだ。でなかったら本じゃなくてもいいだろう。難解な本だけが生き残る。読書人が変質しているのか。版元がセンスなくアホなのか。両方だな。


『小林秀雄 全翻訳』収録内容

シャルル・ボオドレエル
「ボオドレエルの日記より」
「エドガア・ポオ その生涯と作品」
「再びポオに就いて」
「悪の華(抄)」

エドガア・アラン・ポオ
「メエルゼルの将棋差し」

アルチュウル・ランボオ
「地獄の季節」
「修画」
「韻文詩」

ジャック・リヴィエール
「アンドレ・ジイド」

アンドレ・ジイド
「ジャック・リヴィエール」
「パリュウド」
「プレテクスト(抄)」

ポオル・ヴァレリイ
「テスト氏」
「アルベエル・チボオデ追悼」
「ジャック・リヴィエール追悼」

アラン
「精神と情熱に関する八十一章」

シャルル・オオギュスト・サント・ブウヴ
「わが毒」

by ichiro_ishikawa | 2011-08-15 18:27 | 文学 | Comments(0)  

オーヴァー・シーズ

 54年前の今日、1957年8月15日は、J.J.ジョンソンのヨーロッパツアーにサイドマンとして同行した、トミー・フラナガン、ウィルバー・リトル、エルヴィン・ジョーンズが、ピアノトリオの傑作『オーヴァー・シーズ』をレコーディングした日(「高野雲の快楽ジャズ通信」 vol.1761より)。
 『オーヴァー・シーズ』は、俺の中でのピアノトリオ第1位、いやジャズ全体の中でもベスト5には入る超がつく大名盤。



OVERSEAS Tommy Flanagan

1.Relaxin' At Camarillo
2.Chelsea Bridge
3.Eclypso
4.Dalarna
5.Verdandi
6.Willow Weep For Me
7.Beats Up
8.Skal Brothers
9.Little Rock
10.Dalarna (take 2)
11.Verdandi (take 2)
12.Willow Weep For Me (take 1)

Tommy Flanagan (p)、Wilbur Little (b)、Elvin Jones (ds)
1957年8月15日録音

by ichiro_ishikawa | 2011-08-15 14:31 | 音楽 | Comments(0)  

Ryu's Bar


「Ryu's Bar 気ままにいい夜」
ゲスト 忌野清志郎



こういうトーク番組の司会やりてえ。誰か仕事くれ。

by ichiro_ishikawa | 2011-08-15 04:26 | 音楽 | Comments(0)  

名シーン

「親子ジグザグ」(1987年)第19回
5:00〜。
表情だけの芝居ものすげえやばい。

by ichiro_ishikawa | 2011-08-15 02:34 | ドラマ | Comments(0)