2018年 11月 29日 ( 2 )

 

連載 日本のロック史 60〜70年代 (3)フォーク〜ニューミュージック系

c0005419_23020483.jpg


俯瞰年表
1963年
ピート・シーガーが来日。
1964年
「原宿フーテナニー」 「銀座フーテナニー」開催。
1965年
日劇フォークソングフェスティバル開催。
1966年
ビートルズ来日。
マイク眞木「バラが咲いた」。
五つの赤い風船が活動開始。 
フジテレビ『フォークソング合戦』が放送開始。
日劇フォークソングフェスティバルにて高石友也がプロデビュー。

1967年
高石友也が大阪で初リサイタル。
東京日比谷野外音楽堂で、遠藤賢司小室等フォーク・クルセダーズ北山修:1965-68年、加藤和彦:1965-68年、平沼義男:1965-67年、はしだのりひこ:1967-68年その他により「ニューポート・フェスティバル・イン・ジャパン」開催。
フォーク・クルセダーズ「帰って来たヨッパライ」。

サンフランシスコ生まれの日系2世ジャズ・トランペッターの森山久の娘、森山良子「この広い野原いっぱい」でデビュー。


1968年
フォーク・クルセダーズ「イムジン河」発売自粛。

岡林信康が「くそくらえ節」「がいこつの唄」で登場、「山谷ブルース」発売禁止。

高田渡「自衛隊に入ろう」発表。

フォーク・クルセダーズ解散。
1969年
はしだのりひことシューベルツ「風」、ビリーバンバン「白いブランコ」。
東京新宿駅西口に現れたフォークゲリラに機動隊が動員され、ガス弾で弾圧される。
アンドレ・カンドレ(井上陽水)デビュー。
高石友也がさよならコンサート。
RCサクセション忌野清志郎 : vo,g、小林和生 : b,vo、破廉ケンチ : g,voがTBS系テレビ番組「ヤング720」出演。
1970年
「インターナショナルフォークコンサート」開催。前夜祭に遠藤賢司、あがた森魚その他出演。
吉田拓郎デビュー。
RCサクセション「宝くじは買わない」でシングルデビュー。

第2回全日本フォークジャンボリー開催。
1971年
はしだのりひことクライマックス「花嫁」。
第3回全日本フォークジャンボリー開催。
東京世界歌謡祭で上条恒彦が「出発の歌」グランプリ受賞。
天王寺野外音楽堂でコンサート「春一番」の第1回が開催。
忌野清志郎が活動拠点の一つとしていた渋谷のライブハウス「青い森」で古井戸の仲井戸麗市と出会う。 
北山修・加藤和彦「あの素晴しい愛をもう一度」。

赤い鳥後藤悦治郎 : g、平山泰代 : p、山本俊彦 : g、新居潤子 : vo,g、大川茂 : b)「竹田の子守唄」「翼をください」。

1972年
3月、吉田拓郎の「結婚しようよ」8月、「旅の宿」。

井上陽水「傘がない」

古井戸「さなえちゃん」

泉谷しげる春夏秋冬」

五輪真弓「少女」、ウィッシュ「ご案内」。
RCサクセション、3rdシングル「ぼくの好きな先生」、1stアルバム『初期のRCサクセション』。

チューリップ(財津和夫 : vo,g,kb、姫野達也 : vo,g,kb、安部俊幸 : g、上田雅利 : ds、吉田彰 : b)「魔法の黄色い靴」でメジャーデビュー。

1973年
ガロ(GARO)「学生街の喫茶店」。
かぐや姫南こうせつ : vo,g、山田パンダ : b,vo、伊勢正三 : g,vo「神田川」。
グレープさだまさし、吉田正美がデビュー。
海援隊武田鉄矢 : vo,g、 中牟田俊男 : g、千葉和臣 : g「母に捧げるバラード」。
なぎらけんいち(後のなぎら健壱)「悲惨な戦い」が自主規制。

チューリップ「心の旅」

1974年
山本コウタローとウィークエンド「岬めぐり」。
吉田拓郎とかまやつひろしが連名で「シンシア」を発表。
1975年
小室等・吉田拓郎・井上陽水・泉谷しげる、フォーライフ・レコード設立。
かぐや姫とよしだたくろうが中心となつて「つま恋コンサート」開催。約5万人の観客を動員。
1973年12月に発売された井上陽水のアルバム『氷の世界』が8月に日本レコード史上初めてアルバム100万枚を売り上げる。

チューリップ「サボテンの花」。
風 「22才の別れ」でデビュー。
バンバン「いちご白書をもう1度」、シグナルの「二十歳のめぐり逢い」。
1978年
長渕剛『風は南から』。

1979年12月1日
オフコース小田和正、 清水仁、 大間ジロー、松尾一彦、城間正博、鈴木康博)「さよなら」。




by ichiro_ishikawa | 2018-11-29 18:01 | 音楽 | Comments(0)  

コラム 60s後半〜70s半ばの日本のロックシーン爆発の秘密

日本の20〜30年代のジャズ、流行歌シーンに続き、60〜70年代のロックシーンを連載中だが、ポップミュージックの世界といふのは、20代の若者たちによつて作られるといふことがはつきりしてきた。
20年代は1900年代生まれ
30年代は1910年代生まれ
そして、
60年代は1940年代生まれ
70年代は1950年代生まれ
のやうに、それぞれの時代をリードしてきたのは、20代の若者たち。彼らが新しい音楽を作り上げてきたのである。

つまり60年代後半から70年代半ばにおける日本の音楽シーンの爆発は、1940年代後半生まれ(団塊)から50年代半ば生まれのミュージシャンによつてなされた。
彼らは80年代においてはベテランとして、90年代以降においては大御所として、いまもなほ強い影響力をもつて君臨してゐる(もはや鬼籍に入つた人もゐるが)。
そのベスト5。

1位 大滝詠一(1948年生まれ)
2位 はっぴいえんど細野晴臣1947年生まれ)
3位 シュガーベイブ大貫妙子1953年生まれ)
4位 山下達郎(1953年2月生まれ)
5位 井上陽水(1948年生まれ)
6位 荒井由実(1954年1月生まれ)
7位 中島みゆき(1952年2月生まれ)
8位 RCサクセション忌野清志郎1951年生まれ)
9位 YMO(坂本龍一1952年1月生まれ、高橋幸宏1952年生まれ)
10位 サディスティック・ミカ・バンド加藤和彦1947年3月生まれ、高中正義1953年3月生まれ、林立夫1951年生まれ、小原礼1951年生まれ)
11位 吉田拓郎(1946年生まれ)

超一流はこの1946〜1954といふ9年間に生まれた人たちであつた。

年齢順にソートをかけ、最年少の荒井由実を中1として学年に置き換えてみると、

大2
吉田拓郎(1946年4月生まれ)
加藤和彦(1947年3月生まれ)
大1
細野晴臣(1947年7月生まれ)
高3
大滝詠一(1948年7月生まれ)
井上陽水(1948年8月生まれ)
中3
忌野清志郎(1951年4月生まれ)
林立夫(1951年5月生まれ)
小原礼(1951年11月生まれ)
坂本龍一(1952年1月生まれ)
中島みゆき(1952年2月生まれ)
中2
高橋幸宏(1952年6月生まれ)
山下達郎(1953年2月生まれ)
高中正義(1953年3月生まれ
中1
大貫妙子(1953年11月生まれ)
荒井由実(1954年1月生まれ)

となる。
忌野から荒井由実までを擁するこの中学校、
さらにその上に拓郎から大滝、陽水がいるつていふ、
この大学付属の中高一貫校はヤバい。

なぜこの時期に才能が集中してゐるのか。
キーは「彼らが16歳だつたとき」である。
拓郎から荒井由実まで、
1962年〜70年である。

ビートルズの活動時期とピタッと重なるのであつた。

彼らが16歳といふ最も多感なとき、
ビートルズがものすごいことになつてゐた。
ビートルズの猛威にアジアの片隅の少年少女は、直接的にしろ間接的にしろ一斉に感化され、多くの才能が音楽に寄つた。
結果、彼ら彼女らは誕生し、日本のポップシーンは作られたのであつた。

以上。






by ichiro_ishikawa | 2018-11-29 01:45 | 音楽 | Comments(0)