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それ前も聞いた。について


よく「それ前も聞いた」と言はれる。
つまり同じ話を同じ人に何遍もする傾向にある。
これはまづもつて、誰に何を話したか憶えてないといふタチによる。おそらくその内容が、大抵の場合、本質的にモノローグであるため、相手のことを聞き手といふより、オーディエンス扱ひしてしまふからだらう。講演の体裁を取つてしまふ。

この傾向はブロムも同じで、昨日の「1986の音楽シーン」といふのは、殆ど同じものを昨年の5月にアップしてゐたことにあとで気づいた。

しかし、それだけ大事な問題だといふことだ。
大事な問題は何度繰り返してもいい。
それと、大事な問題など、さうさうない。
勢い同じ事を何度も書くことになる。





by ichiro_ishikawa | 2018-04-28 09:29 | 日々の泡 | Comments(0)  

1986年の日本の音楽シーン


1986年といふのはすごい年で、毎週のように、いや毎日、下手したら1日に何枚も、後年に残る名曲がリリースされてゐた。以下、時系列に並べる。

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1月

1月1日

吉川晃司「キャンドルの瞳」

新田恵利「冬のオペラグラス」


1月21日
とんねるず「歌謡曲」

うしろゆびさされ組「バナナの涙」


1月22日

渡辺美里「My Revolution」



2月

2月1日
BOØWY「わがままジュリエット」

国生さゆり with おニャン子クラブ「バレンタイン・キッス」


2月3日

中森明菜「DESIRE -情熱-」


2月5日

中山美穂「色・ホワイトブレンド」

本田美奈子「1986年のマリリン」


2月21日

おニャン子クラブ「じゃあね」

吉川晃司「MODERN TIME」



3月

3月1日

BOØWY『JUST A HERO』

3月3日
BOØWY「夜のヒットスタジオDELUXE」出演(「わがままジュリエット」)、「オールナイトフジ」出演(「JUSTY」「MISS MYSTERY LADY」「わがままジュリエット」)


3月21日

斉藤由貴「悲しみよこんにちは」




4月

4月5日

KUWATA BAND「BAN BAN BAN」


4月10日

新田恵利「恋のロープをほどかないで」


4月21日

おニャン子クラブ「おっとCHIKAN!」

TUBE「シーズン・イン・ザ・サン」


4月26日 
BOØWY「5時SATマガジン」ボーリング大会出演

4月30日

小泉今日子「100%男女交際」

長渕剛 「夜のヒットスタジオDELUXE」出演(Don't Cry My Love)



5月

5月1日

1986 OMEGA TRIBE「君は1000%」 


5月2日

レベッカ「RASPBERRY DREAM」


5月16日

中山美穂「クローズ・アップ」

5月26日

中森明菜「ジプシー・クイーン


5月28日
とんねるず「やぶさかでない」

杉山清貴「さよならのオーシャン」


5月30日
BOØWY 「いきなりフライデーナイト」出演



6月
6月7日(〜8月16日)
長渕剛 ドラマ『親子ゲーム』スタート

6月21日
山下久美子「FLIP FLOP & FLY」

6月29日

FIFAワールドカップメキシコ大会 マラドーナ擁するアルゼンチン優勝




7月

7月1日

安全地帯「プルシアンブルーの肖像」 


7月2日
長渕剛「SUPER STAR」
BOØWY 日本武道館ライブ

BOØWY ビデオ「BOØWY VIDEO」発売


7月5日

KUWATA BAND「スキップ・ビート」

KUWATA BAND「MERRY X'MAS IN SUMMER」


7月10日

小泉今日子「夜明けのMEW

7月21日
山下久美子「GIRL-FRIEND」「BOY-FRIEND」

おニャン子クラブ「お先に失礼」


7月31日
BOØWY『“GIGS” JUST A HERO TOUR 1986』




8月

8月1日

新田恵利「不思議な手品のように」


8月4日

BOØWY 新宿都有3号地「ウォーター・ロック・フェス」


8月5日
とんねるず「寝た子も起きる子守唄」

8月7日

1986 OMEGA TRIBE「Super Chance」


8月14日

石井明美「CHA-CHA-CHA」


8月21日

中山美穂「ツイてるねノッてるね」


8月23日

とんねるず 映画『そろばんずく』公開




9月

9月25日

中森明菜「Fin」 


9月29日
BOØWY「B・BLUE」

9月30日
吉川晃司「すべてはこの夜に」



10月
10月1日
山下久美子「SINGLE」

10月21日
とんねるず「人情岬」
長渕剛『STAY DREAM』



11月

11月1日

おニャン子クラブ「恋はくえすちょん」


11月5日
BOØWY『夜のヒットスタジオDELUXE』出演
(「B・BLUE」)

11月8日
BOØWY『BEAT EMOTION

11月 11日
とんねるず TV火曜ワイスペ 『とんねるずのみなさんのおかげです Part.1』

11月15日

 BOØWY 「オールナイトフジ」出演(「B・BLUE」「BEAT SWEET」「ONLY YOU」)


11月19日

小泉今日子「木枯しに抱かれて」


11月21日

中山美穂「WAKU WAKUさせて」




12月
12月3日
BOØWY「夜のヒットスタジオDELUXE」出演(「Only You」)

12月12日
BOØWY 「いきなりフライデーナイト」出演(氷室と高橋のみ)

12月28日
とんねるず『キャニオン初』


by ichiro_ishikawa | 2018-04-27 22:19 | 音楽 | Comments(0)  

とんねるず1984-86


とんねるず1984〜86年はすげかつた。
俺は中1〜3で、土曜深夜オールナイトフジから平日夕方に降りてきた夕やけニャンニャンは1985年4月にスタートしたのだが、部活真っ只中であつたため、夕方5時は見られず、夏休みや冬休みにやつてゐた総集編などでまとめて観るに留まつてゐた。
1986年の夏、部活を引退したときから本格的に見始めたときはもはや後期で、すでに安定化へ向かつてゐたが、それでもまだねるとんやみなさんのおかげですが始まる前で、オールナイトニッポンも全盛期。すげえ、かつけえ、おもれえ、と思ひながら、追つていたのだつた。
それがここへきてYouTubeにたくさんアップされており、往時にタイムスリップしてゐる昨今。
以下、とんねるず、全盛期ベスト。










by ichiro_ishikawa | 2018-04-25 18:43 | 音楽 | Comments(0)  

ジェニーハイ「片目で異常に恋してる」初ライブ

ジェニーハイ「片目で異常に恋してる」
ものすげえよい


by ichiro_ishikawa | 2018-04-13 22:04 | 音楽 | Comments(0)  

中森明菜の最高傑作「Blonde」に決定


薬師丸ひろ子のベストが「Woman "Wの悲劇"より」(1984年10月24日、作詞: 松本隆、作曲: 呉田軽穂)であることが前に分かつたが、ここへ来て、中森明菜は「Blonde」であることが判明した。

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作詞作曲:BIDDU, WINSTON SELA

編曲:中村哲/日本語詞:麻生圭子

1987年6月3日 ワーナーパイオニア



原曲は、シングル発売後の1987年8月25日に発売された全曲英語詞のスタジオ・アルバム『Cross My Palm』収録曲「THE LOOK THAT KILLS」だが、こちらはシンセをかませすぎて凡庸な80sポップの域を出てゐない。特に明菜の歌唱もキーを上げすぎてゐて魅力は半減してゐる。英語もハマつてない。




しかし、この麻生圭子による日本語詞、中村哲のアレンジからなるシングル「Blonde」は、最高傑作に生まれ変わつてゐる。

麻生圭子は吉川晃司「 You Gotta Chance 〜ダンスで夏を抱きしめて〜」(1985)の作詞者でもある。中村哲は森園勝敏のバックバンドやプリズムで活躍したミュージシャンにして多数のポップスを手がけてゐる職業作編曲家。

シングル「Blonde」は、1980年半ば以降、歌謡界が急速にロック、洋楽志向へ進む中、洋楽テイストを盛り込みながら最終的にはウェットな日本の歌謡として成立させたもの。その洋邦のブレンド加減がよい。八百万の神的な日本ならではの、ザッツ歌謡曲である。

ベキッ、ベキッといふ強いアクセントをかますプリングベースを筆頭に演奏、サウンドが素晴らしいが、なんと言つても明菜の歌唱と振り付けがよい。セクシー極まりない低音から、サビでの明菜ギリ高温域でのさらにセクシーな歌ひ上げは、最初から最後まで喘いでゐるかのやうな妖艶さである。



呼ばれるまま かしずいた 

出逢えたのが 奇跡のようね 


私より強い男を捜してた 

その低い声に 髪を引きずられ 夜へ 

乱れたい  


Blondy Tonight 

女は誰も 劇しく愛されたい 

時代が甘やかすから 

男たち 愛に手を抜くの 

やるせない  


この私を 黙らせて 

愛を縛る 眼差しの系 


微熱より熱い 男を待ってた 

氷が溶けてく オーラの炎で 胸に 

狂わせて  


Blondy Tonight 

女は誰も 本当はだまされたい 

綺麗と愛していると 男たち 

言葉を使って  


稲妻のような 男ならいいわ 

別離れる時には 愛だけ残して 消えて 

許すから  


Blondy Tonight 

女は誰も きらめき愛されたい 

時代に逆らいながら 踊りたい 

抱きしめられて



by ichiro_ishikawa | 2018-04-13 09:13 | 音楽 | Comments(1)  

ルミリーの世界考察

ゲスの極み乙女。「私以外私じやないの」(2016年)のカップリング曲「ルミリー」が実に素晴らしく、すでに何百回と聴いてゐるが、まだ聴いてゐたいと思ふ。

メロディが抜群に美しく、言葉の続け柄、ビートへの乗せ方、調べがカッコよく、滑らかで、頗る気持ちがよい。
そして、歌はれる失意と哀しみがその音楽と一体となつててゐて、ひどく胸が痛み、締めつけられる。
これは、ゲスの典型的な魅力でもあるが、「ルミリー」において、特に際立つてゐる。

ので、その歌詞を丁寧に紐解いてみる。

場面は、小さな子と一緒にゐる「僕」。ゐなくなつた「君」をかつて共に過ごした部屋で思ひ出しては哀しんでゐる。といふもの。

ポイントは2つ。
まづ、この「君」と「僕」は結婚してゐない。
それは、「薬指に光るはずのもの」を「手紙をつけて送ると決め」ていた、そしてその後の「薬指はあけてて」といふ描写から分かる。
つまり、「君」と結婚する前に子供が生まれた、結婚指輪を送ると決めてゐた矢先に君が消えた、といふ設定である。

そして二つ目のポイント。
なぜ「君はいなくなってしまった」か。
これが明示されてゐないといふのが、この曲の最大の魅力である。余白が効いてゐる。

何かがあつて、恋人は子供を残し出て行くことに決めた。つまり別れることにした。もしくは、事故死である。
文脈的にはどちらもとれる。といふか、一見、出て行つたのだと思へるのだが、しかし別れたのだとしてもその原因らしきものが全く綴られてゐない、仄めかされてもゐないことが引つかかるのである。だから、出て行つたとは限定できず、ゆゑに事故死といふ可能性も浮上してくるのである。もちろん、事故といふのもどこにもないが、結論的に言へば、事故死の匂ひが濃厚なのである。
歌詞を見てみる。

   薬指に光るはずのもの
   手紙をつけて送ると決めた
   言葉浮かばず悩んでた
   やっと書き終わった10枚の紙
   ドアの前で君の帰り待つ
   でも君はいなくなってしまった
   何も知らず僕は眠る
   何度目を覚ませど君はいない

ここだ。この「僕」の何も知らなさ、何度も「君」がゐないことを確かめてゐること。
よしんば出て行つたのなら、何らかの原因のやうなものを思ひ巡らせるはずだが、そのやうな描写は全くない。なぜゐなくなつてしまつたのか、「僕」はまつたくわからない。

原因不明で恋人が出て行くといふ不条理を、俺は信じない。あるひは何も気づかない男の鈍感な心理といふやつも信じない。何より、しかとはわからないなりにも、去られた者は原因を模索せずにはいられないはずで、その痕跡は残す、残つてしまふはずだからである。意図的に叙述しないといふことはあり得ない。ここはレトリックとして省略はあり得ないのである。
といふことは、不慮の死別である。

恋人は、出先で事故に遭い還らぬ人となつた。「僕」はその事実を受け止められない。受け止めたくない。だつて、小さな命を授かつた「僕」は長いこと結婚を言ひ出せなかつたのだが、これからは君と小さな命のために生きると決めたばかりだつたのだ。
さうした、思ひが、淡々と、ときに笑いながら、紡がれてゐるのであつた。

fin.



by ichiro_ishikawa | 2018-04-11 18:06 | 音楽 | Comments(0)  

激名曲「ルミリー」歌詞


そう、寂しくなる度思い出にふける 

痛みを歌う度思い出す顔も 

嫌になるくらい思い出してはさ 

暗い部屋に灯りをつけた 

僕に似たんだ、笑う時のシワ 

あとはほとんど似てるのは君で 

隣で笑う小さな命 

そっくりで僕も笑っちゃう 


空を見やっては虚しく流れる 

雲の形をながめながら歌う 

震える声は届かず消える 

目の前で落ちたメロディーを拾う 

忘れたような無邪気な顔を 

見ながら今日も2人で歩く 

小さな  手を握って僕も  笑った 


ぼんやり 浮かぶ悲しい メロディー 

またふと流れる美しいメロディー 

どれも これも 締め付けるんだ 

あれも これも 思い出すんだ  


もう何度も繰り 返し思い出してるな 

薬 指に光るはずのもの 

手紙をつけて送ると決めた 

言葉浮かばず悩んでた 

やっと書き終わった10枚の紙 

ドアの前で君の帰り待つ 

でも君はいなくなってしまった 

  何も知らず僕は眠る 


何度目を覚ませど君はいない 

  目を閉じる度君は笑う 

泣き腫らしてまた今日を暮らす 

でも隣に不思議そうな顔 

少し広くなった家で僕は 

君みたいに笑う 命と2人  


ぼんやり 浮かぶ悲しい メロディー 

またふと流れる美しいメロディー 

どれも これも 締め付けるんだ 

あれも これも 思い出す 

ぼんやり 歌う悲しい メロディー 

またふと流れる懐かしいメロディー 

どれも これも 締め付けるんだ 

あれも これも 思い出すんだ  


どうか螺旋の道の途中で さ 

君に会えたら良いのに なんて 

気まぐれな 性格だから 

ちょっとは考えちゃうのさ 

そ れまで薬指はあけ てて 

長い文章を読む のも 我慢してくれないか 

それだけ  


ぼんやり 浮かぶ悲しい メロディー 

またふと流れる美しいメロディー 

どれも これも 締め付けるんだ 

あれも これも 思い出す 

ぼんやり 歌う悲しい メロディー 

またふと流れる懐かしいメロディー 

どれも これも 締め付けるんだ 

あれも これも 思い出すんだ




by ichiro_ishikawa | 2018-04-10 19:56 | 音楽 | Comments(0)  

都道府県名を略してよいかどうかの基準


よく市名、町名しか書かない輩がいるが、その属する都道府県がわからないといふことが結構あることに気づくのはよいことだ。

千葉市、京都市など市名が都道府県名と同じものはよい。盛岡市、前橋市といった県庁所在地も一応常識の範囲と言へるからまだよい。
草津町など名所のある地名はギリだらう。
このあたりは読み手の出身地や居住地、または仕事や趣味の範囲により分かる分からないが左右されるところも多く、主観に委ねられるところだから、一応ギリつちやあギリとしておくのだが、
福崎町、などはダメだ。
柳田國男の出身地だから誰でも知つてゐるだらうといふのは驕りだ。

つまり、その都道府県名を略してよいかどうかの基準は、「国民の8割がその市町村名が属する都道府県名を即答できるか否か」と定めたい。
福崎町の正答率は5割を切るのではないか。
因みに、福崎町で催しがあるから来られたしといふ手紙をもらつた俺は、県名がどこにも書かれてをらず戸惑ひながら「…西だべ? 兵庫的な?」という感じで一応正解したが、即答でなく半信半疑であつたので、福崎町は、上記の基準を満たさない可能性が高いわけである。
以上。

by ichiro_ishikawa | 2018-04-10 12:40 | 日々の泡 | Comments(0)  

知恵ひとつ獲得

前日がえらく暑かつたので、翌日、薄着で外に出たらえれえ寒かつた。
だからその翌日、逆に厚着したら、その日はまたえれえ暑いときた。

生活の知恵:厚着が薄着かは当日の陽気で判断する

by ichiro_ishikawa | 2018-04-08 18:49 | 日々の泡 | Comments(0)  

ミッツ・マングローブといふ批評家




ものすごく的確な明菜批評に驚いた。
相当の逸材だ。
周知の事実なのやもしれぬが、YouTube明菜サーフィンの一環で初めてその存在を知つた次第。

1975年生まれといふから、明菜のゴールデンイヤーズ1982-88年は丸々小学生時代か。初期はともかく後期の色香を小学校高学年ですでにわかつてゐたとは、さすがオカマである。ちなみに俺は40半ばで初めて気づいた。



by ichiro_ishikawa | 2018-04-04 10:04 | 音楽 | Comments(0)