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ユーミンのアルバム未聴

ここ数ヶ月、ユーミンばかりを聴き倒してゐて、
聴いた回数的にはそこそこのファンには追いついた感がある。
しかし、実は何百回と聴いてゐるのはシングルや有名曲ばかりで、アルバムにしか収められてゐない曲をまだちやんと聴いてゐない。
シングルや有名曲だけでも相当数あるから、それらを味はうだけで時間が経つといふこともあるが、意図的にアルバムは避けてゐるのだつた。
といふのも、ちらとジャケを見るだけでも佳曲が眠つてさうな雰囲気がありありで、さらに掘つて行く時間はないからだ。

たとへばこれなんか相当くさい。
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ロゴもタイトルもやばい。

きわめつけはこれ。
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これで佳曲がなかつたら嘘だ。実際ハイファイセット提供曲のセルフカバー「冷たい雨」がすでにまづいことを知つてゐる。ほかにもあつたら大変だ。

これもタイトルからしてプンプン。
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おそろしくてひもとけない。時間がたりない。
佳曲がないことを願ひたい。

by ichiro_ishikawa | 2019-03-28 22:52 | 音楽 | Comments(0)  

ユーミン曲調別ベスト

ユーミンベストはあらかた分かつた。

今は、曲調別ベストを腑分けしてゐる。

以下、カテゴライズ。



荒井由実ワールド

ありあまる才能が爆発し続けた5年間の奇跡。18〜22歳。もし「翳りゆく部屋」のあとに夭逝してゐたら、といふストーリーも成り立つやうな、松任谷由実とは明らかに別の、閉じられた永遠性がのやうなものが感じられる。


返事はいらない

1972年7月5日



きっと言える

1973年11月5日



ひこうき雲

「きっと言える」B面、1973年11月5日



ベルベット・イースター

『ひこうき雲』収録、1973年11月20日



やさしさに包まれたなら

1974年4月20日



卒業写真

『COBALT HOUR』収録、1975年6月20日



あの日にかえりたい

1975年10月5日



翳りゆく部屋

1976年3月5日



ユーミンポップ

山下達郎、大貫妙子、吉田美奈子のコーラスも相まつて、キャンディポップにはならない洗練された極上のアメリカンポップ群。このあたりの抜群のポップセンス、殊に根の明るさが、和製キャロル・キングにとどまらないところだ。


12月の雨

1974年10月5日



ルージュの伝言

1975年2月20日



少しだけ片想い

『COBALT HOUR』収録、1975年6月20日




70年代メジャー系ポップ

結婚後、私小説的な、シンガーソングライター的な世界から、よりポップな方向へ。このあたりの感じを表す言葉をまだ持てないでゐるのだが、落ちついた、それでいて明るい、地味な名曲が多いことに気づかされる。


潮風にちぎれて

1977年5月5日



遠い旅路

1977年11月5日



入江の午後3時

1978年7月20日



 


極上シテイポップ

楽曲の完成度としてはこの辺がベストオブベスト。

いづれもシングルにはなつてゐないのは、松任谷正隆のこだはりか。松原正樹のギターが抜群に効いている。


中央フリーウェイ

『14番目の月』1976年11月20日



冷たい雨

『OLIVE』1979年7月20日



DESTINY

『悲しいほどお天気』1979年12月1日



真珠のピアス

 『PEARL PIERCE』1982年6月21日




70年代マイナーポップ

ユーミンといへばメジャー7thとされるが、7thの含むマイナー感が強調された、いかにも70年代な翳りをはらんだポップもこの時期は多い。


ハルジョオン・ヒメジョオン

1978年3月5日



埠頭を渡る風キャサリン

1978年10月5日


ドラム:林立夫、ベース:高水健司、エレクトリック・ギター:鈴木茂、キーボード:松任谷正隆、パーカッション:斎藤ノブ、トランペット:羽鳥幸次、数原晋、岸義和、トロンボーン:新井英治、岡田澄雄、フレンチ・ホルン:沖田晏宏、松村まさはる、サックス:Jake H. Conception、村岡建、フルート:衛藤幸雄、西沢幸彦、旭孝、ストリングス:トマト・ストリングス、コーラス:尾形道子、槙みちる、井上知子


帰愁

1979年6月20日




80年代ポップ

聖子や薬師丸、原田らへの楽曲提供と並行し、歌謡曲とガッツリ対峙した大衆のためのポップ群。ロック的なクワッ感は薄れるが普遍性の高い佳曲が並ぶ。


恋人がサンタクロース

『SURF&SNOW』収録、1980年12月1日



守ってあげたい

1981年6月21日(『昨晩お会いしましょう』1981年11月1日)


ドラム:島村英二、ベース:高水健司、エレクトリック・ギター:松原正樹、アコースティック・ギター:瀬戸龍介、キーボード:松任谷正隆、シンセサイザー・プログラミング:浦田恵司、パーカッション:斎藤ノブ、ストリングス:トマト・ストリングス、コーラス:BUZZ


SWEET DREAMS

1987年11月5日(『ダイアモンドダストが消えぬまに』1987年12月5日)


エレクトリック・ギター:松原正樹、キーボード:松任谷正隆、シンクラビア・プログラミング:武新吾、パーカッション:斉藤ノブ、コーラス:桐ヶ谷仁、桐ヶ谷"Bobby"俊博、白鳥英美子


リフレインが叫んでる

『Delight Slight Light KISS』収録、1988年11月26日



ANNIVERSARY〜無限にCALLING YOU

1989年6月28日(『LOVE WARS』1989年11月25日)


キーボード:松任谷正隆、エレクトリックギター:松原正樹、シンクラヴィア・プログラミング:武新吾、シンセサイザー・プログラミング:浦田恵司、山中雅文、コーラス:松任谷由実、木戸泰弘、比山貴咏史、広谷順子



90s大御所ポップ

90年代に入ると大劇場での感動巨編的な楽曲が、巨額の富を稼ぎ大量のスタッフを食べさせるための半ば使命を負つて放たれるやうに。レベル高い楽曲群だが普遍的すぎてキュンと来ないことも確かか。


無限の中の一度

『TEARS AND REASONS』収録、1992年11月27日



真夏の夜の夢

1993年7月26日(『U-miz1993年11月26



春よ、来い

1994年10月24日

(『THE DANCING SUN』1994年11月25日)



輪舞曲 (ロンド)

1995年11月13日

( 『KATHMANDU』1995年12月1日)




by ichiro_ishikawa | 2019-03-28 22:43 | 音楽 | Comments(0)  

Tommy LiPuma works

大滝詠一 全ソロ・ライヴ記録(除川哲朗)  

が読みたくて、何だかんだで結局「レコードコレクターズ」2019年4月号を買つてしまつた訳だが、第2特集のトミー・リピューマ特集がよかつたので、タバコ2箱分は十分回収できたといつてよい。

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2017年の逝去からなぜ今さら?と思つたが、『Tommy LiPuma works』が出たからであつた。
プロデューサーやアレンジャー、スタジオミュージシャン、エンジニアといつた、言はば裏方の「〜works」企画はいまのマイブームno.1でもあり、早速Apple Musicで聴きながら、本書を重宝してゐる。何せApple Musicはライナーノーツがないのが難点だからだ。
今回の特集では、リピューマのバイオグラフィと、『Tommy LiPuma works』解説に加へ、「 エンジニア:アル・シュミットの自伝(杉原志啓) 」がよかつた。
またリピューマのプロデュースアルバム100選も。だがこの手の選にはレコーディングデータも欲しかつた(本文である程度は触れてゐるが)。Apple Musicのもうひとつの、そして最大の難点として、このデータが付与されてないことが挙げられる。これが付与されてれば、例へば「ベーシスト毎の曲ソート」などが出来るのだ。Apple Musicにハガキで投書してみよう。

といふのは蛇足で、本題は、件の『Tommy LiPuma works』、全45曲がApple Musicでは「Warner Edition」となつてゐて全29曲しかない、といふショックである。
これは片手落ちだと、CDを入手しようとしたが、「いやApple Musicで原盤を集めててめえでプレイリストを作ればよいのでは?」と閃いて、早速作つてみた。ここで気づいたのが、ニック・デカロが配信されてなかつたことだ。傑作『Italian Graphity』がないのである。これはショックだつた。ほかにも数曲ないのがあつたが、45曲中40曲は集まつたので、よしとした。













by ichiro_ishikawa | 2019-03-21 21:18 | 音楽 | Comments(0)  

この春の買ひ物


ユーミン及び「ギター目線の歌謡曲」ブームの昨今、俄然、スタジオミュージシャンや編曲家に目(耳)が行つてゐたところ、2016年3月4日にコレ
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が出てゐたことを知りアマゾンにて買つたら、
コレを買つた人はコレも買つてます、
と言はれたのがコレ
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で、そりやさうだわなと買つてしまつたところ、
さらに、コレを買つた人はコレも買つてます、
とコレを勧められた。
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なぜ編集部は今のマイブームが分かつたのだらうと訝しみながらも、頭がおかしくなつて立て続けに購入してしまつた。
これがカード決済/後日引き落としの落し穴なわけだが、
ヤバイな、来月の昼メシ&タバコ代に支障をきたすなとドキドキしてると、さらに、
コレを勧めてきた。
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おい最初にこれを出せよ、さうすれば先の雑誌類は思い留まつたのに、と呪ひつつ、強制購入させられた。
そして当然のごとくコレ
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が出るといふ。
最近のレココレはクオリティが落ちてゐるといふ印象があるため、慎重にamazonの内容紹介をみてみると、

内容紹介 

【特集】 大滝詠一『NIAGARA CONCERT '83』   1983年7月24日に西武球場で行なわれた<ALL NIGHT NIPPON SUPER FES. '83 / ASAHI BEER LIVE JAM>。大滝詠一はストリングスをバックに出演し、『ロング・バケイション』などの曲を披露していますが、その模様を収録した初のライヴ・アルバムがリリースされます。初回生産限定盤にはライヴで歌われたオールディーズのカヴァーをまとめたディスクと、77年の<ファースト・ナイアガラ・ツアー>をDVD化したものを収録。ナイアガラ初の映像作品もリリースされるこの機会に、大滝詠一のライヴでの魅力を改めて振り返ります。   


■ 1983年7月24日、西武ライオンズ球場にて(木村ユタカ)  

■ 『NIAGARA CONCERT '83(通常盤)』全曲ガイド(萩原健太)  

■ 村松邦男インタヴュー~大滝さん自身にロックンローラーの匂いがあった75~76年ごろのライヴが一番楽しかったね(湯浅学)  

■ スタジアムでこそ輝きを放ったライヴ歌手としての“素顔"(サエキけんぞう)  

■ 大滝詠一 全ソロ・ライヴ記録(除川哲朗)  

■ 『NIAGARA CONCERT '83(初回生産限定盤)』(島村文彦)  



とある。薄い。

ここでグツと思い留まつた。





by ichiro_ishikawa | 2019-03-13 01:13 | 音楽 | Comments(0)  

Charと野口五郎の対談がおもしろい

ギターマガジンの、ギター目線の歌謡曲特集(2017年4月号)の巻頭対談がCharと野口五郎なのだが、ものすごく面白かつた。
一番面白かつたのは以下の場面。

Char「さういへばダン(池田)さんのバンドにレス・ポールの人がゐたの覚えてる? いつもひとりだけスーツじやなくてさ、『夜のヒットスタジオ』でエレキ・ギターの間奏やイントロがあるときにしかゐない人なんだけど」
野口「たぶん東京ユニオンにゐた荒谷の憲ちやん(荒谷憲一)のことだね」
Char「あの人うまかつたよね。いつもひとりだけスーツじやなくてさ、チョーキングもすごく良い顔で弾くんだよね」
野口「で、何をやつてもサンタナつていふね」
Char「さうさう! みんなすました顔で弾いてる中で、あの人だけはサンタナ顔でキメてくれるんだよね。カッコいいなぁつて」
野口「僕はずつとあの人を旅に連れてたんだけど、ワウのカッティングが絶品なんだよね」

マニアックだ。この対談で野口五郎が相当凄い人だと発覚した。
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by ichiro_ishikawa | 2019-03-06 21:19 | 音楽 | Comments(0)  

長渕剛と矢島賢

1986〜92年ごろの長渕は本当に途轍もなかつた。
30〜36歳。『STAY DREAM』から『JAPAN』と言つてもいい。音楽的にも、そして人気的にも、最高潮で、他を寄せ付けない、圧倒的な凄みがあつた。これはもう圧倒的だ。

なんてことをまたしても、いまさら、書く気になつたのは、ギターマガジンでの矢島賢の発言を読んでだ。

彼(長渕剛)は一緒にやっていて、面白かったです。こっちが全開でギターを弾いても負けないというか。全開で弾いちゃうと歌が負けちゃう人がいるんですけど。音量的ではなくエネルギー的にね。彼はキーがいいんですよ。DとかGとかギターに最適な声のレンジで、ギターを弾くには最適なアーティストですよ。

言つてることはそこまで大したことでもないが、発言者が矢島賢といふところが大事だ。矢島をしてさう言はしめてゐるところだ。

全盛期の長渕は、この矢島賢、笛吹利明、そして浜田良美といふギタリスト、コーラスが居て、成り立つてゐたと言つても過言ではない。あと瀬尾一三。

長渕剛「激愛」



長渕以前の矢島賢WORKS

山口百恵「ロックンロール・ウィドウ」

山口百恵「プレイバック Part 2」 

松田聖子「青い珊瑚礁」

中森明菜「少女A」

岩崎良美「タッチ」



by ichiro_ishikawa | 2019-03-06 20:34 | 音楽 | Comments(0)  

キース・フリント逝去

プロディジーのキース・フリント逝去。享年49。
海砂利水魚やバカルディといつた俺のちよつと上の先輩にあたる。


Charly(1991)

『Experience』 (1992) 



Everybody in the Place(1991)

『Experience』 (1992) 


Voodoo People (1994) 

『Music for the Jilted Generation』 (1994) 



Poison (1995) 

『Music for the Jilted Generation』 (1994) 



Firestarter (1996)

『The Fat of the Land』 (1997)



Breathe (1996)

『The Fat of the Land』 (1997)



Smack My Bitch Up (1996)

『The Fat of the Land』 (1997)



by ichiro_ishikawa | 2019-03-06 00:16 | 音楽 | Comments(0)  

歌謡曲におけるギターフレーズ

歌謡曲といふと、
1 歌唱と顔
2 歌詞と曲(殊にメロディ)
といふ要素が、その魅力の9〜10割を占める。
そこがジャズやロック、ソウル、リズム&ブルーズといつた他ジャンルとの違ひなわけだが、
松原正樹のギターを聴いて、
「歌謡曲におけるギターフレーズ」といふ切り口はひとつあるな、と感じ始めて、今剛、矢島賢といつたスタジオミュージシャン斬りでのApple Musicプレイリストを作らうと思ひ立ち、参考文献を漁つてゐたところ、ズバリのものを発見。

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ギターマガジンが2017年4月号において、とつくにやつてゐた。中身はかうだ。
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Kindle版にて買つたその瞬間に読了。電子書籍は実に便利だ。
読んだらブログで検証する必要もなくなつた。
検証、整理しようと思つてゐた要素のすべてがそこに書いてあつた。
レコードコレクターズやミュージックマガジンが急激につまらなくなつた昨今、ネットに雑誌が完全に食はれてる昨今、リットーミユージック系、殊にギターマガジンは編集が優れてゐて、よい。立東舎文庫も目の付け所がマニアックで今風。アナログ感が成功してゐる。



by ichiro_ishikawa | 2019-03-05 21:49 | 音楽 | Comments(0)  

松原正樹WORKS in YouTube

中央フリーウェイ

荒井由実

1976年11月20日(『14番目の月』)荒井由実



冷たい雨 ハイ・ファイ・セット

1976年4月20日  松任谷由実


冷たい雨 松任谷由実

1979年7月20日(『OLIVE』) 松任谷由実



微笑がえし キャンディーズ

1978年2月25日  阿木燿子/穂口雄右



さよならの向う側 山口百恵

1980年8月21日  阿木燿子/宇崎竜童



恋人がサンタクロース 松任谷由実

1980年12月1日(『SURF&SNOW』)松任谷由実



長い夜 松山千春

1981年4月21日  松山千春



渚のバルコニー 松田聖子

1982年4月21日  松本隆/呉田軽穂



真珠のピアス 松任谷由実

1982年6月21日  松任谷由実『PEARL PIERCE』)



瞳はダイアモンド 松田聖子

1983年10月28日  松本隆/呉田軽穂



北ウイング 中森明菜

1984年1月1日  康珍化/林哲司



時間の国のアリス 松田聖子

1984年5月10日  松本隆/呉田軽穂



セーラー服を脱がさないで おニャン子クラブ

1985年7月5日  秋元康/佐藤準



六本木純情派 荻野目洋子

1986年10月29日  売野雅勇/吉実明宏



ANNIVERSARY〜無限にCALLING YOU

松任谷由実

1989年6月28日  松任谷由実




by ichiro_ishikawa | 2019-03-03 03:44 | 音楽 | Comments(0)  

松原正樹WORKS

松原正樹の偉業が素晴らしすぎて、
Apple Musicにて「松原正樹WORKS」を作成。
ベスト5をやらうとしたが、全部ほぼ同列一位だつたのでやめた。

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キャンディーズと山口百恵が配信されてないため、
CDで持つてゐるにもかかはらず各250円でDL。
本来一曲2億の価値があるから激安である。
松山千春は長いこと「長い夜」だけが入つてなかつたはずだが今年に入つて入つた模様。

Apple Musicは、作詞作曲はもちろん、編曲、演奏者、レーベルなど全情報を楽曲ごとにデータ付与して、項目ごとにソートできるやうな仕様にしてほしい。昔はiTunes上でコツコツてめえで付与してゐたが、やはり個人では無理があつた。それだけで一日が過ぎ去り、おまけにハードディスクは耐用年数がある。


by ichiro_ishikawa | 2019-03-02 09:05 | 音楽 | Comments(0)